
第66話:自分のことは意外とわかっていない。
自分のことならなんでも知っている。
部屋に引きこもってニートみたいな生活をしていた時は、そんなふうに信じて疑わなかった。
しかし、それは単純に狭い枠の中に自分を閉じ込め、わかった気になっていただけのことにすぎなかったのだろう。
例えば、女性と二人きりで出かける機会がなければ、まさか自分がここまで人からどう思われるかを極度に気にするような人間だとは思わなかっただろうし、グループディスカッションをすることがなければ、自分がマルチタスクの苦手な人間だとも思わなかっただろう。
結局、実際に行動して他者と関わっていかない限り、自分のことは意外とわからないものである…。
ただ、行動をするだけでなく、それとセットで自分の気持ちと向き合うことも重要だ。
そのためには、ジャーナリングをしてみたり、散歩をしながらゆっくり頭を働かせてあげるのもいいかもしれない。
少なくとも、SNSやポルノなど、目的のない娯楽に使っている時間はないはずだ。
それではまた明日!