久々に熟睡できたのにとても嫌な夢を見た 2022年4月28日
社会復帰して、3週間が過ぎた。
初めの頃はとりあえず夕方からの短時間勤務だけだったけど、ここ最近は朝から働く日を増やしている。しばらく昼夜逆転の生活を送っていたので、夜になかなか眠ることができず、カフェイン増し増しで働いていたのだが、やっとここにきて夜寝て、朝起きるということができた。
ただ今日は休みだったこともあって、余裕の二度寝。昼過ぎまで熟睡してしまったので、明日も朝から仕事なのに、今日の夜ちゃんと寝れるか少し心配している。
そんな感じで念願の熟睡ができたのだが、そこで見た夢が高校時代のトラウマだった。
ここ最近、秀岳館高校サッカー部のコーチによる部員への暴力行為が話題になっている。例の動画を見たが、あのような暴力は自分が高校生だった20年前くらいは当たり前のようにあった。自分は野球部だったのだが、殴られたことはもちろん、尊厳を傷つけられることも多々あった。
ただ当時はSNSなんて無かったし、昭和の悪しき風習が色濃く残っていたこともあって、それが普通だと思っていた。
覚えてる限りでは...
・ノックバットのグリップエンドで頭を叩かれる
・監督の逆鱗に触れると罰として水が飲めなくなる
・野球部でない生徒が見ている前で叱責される
この辺りは今思い出しても腹が立ってくる。
素手で殴ってくるならまだしも、野球道具を武器にするのは野球というスポーツを冒涜しているし、水分補給を自由にさせてくれないのはある意味殺人行為だし、第三者が見ている前で叱責されるのは屈辱的だし、メンタル的にダメージがデカすぎた。
これらは自分が特別なわけでなく、今の30代以上なら結構〝あるある〟だと思う。当時当たり前のようにパワハラをしていた指導者たちは、このような行為を乗り越えることによって成長できるし、自分たちはそうだったと信じていたと思う。
そんな体罰当たり前の高校時代からもう20年経つが、未だに当時の夢を見る。たぶん後悔の念が大きいのだろう。もう相当な年月が経つし、時代が時代だったし、べつに当時の監督に対して恨みのような感情は特にない。今でも違う高校で指導者をしているみたいだが、しっかりと価値観のアップデートが出来ていることを願っている。
では自分が抱く後悔とは何なのか?それは納得のいかないパワハラに対し、抵抗しなかったことだ。理不尽に思っていても、その場をやり過ごしていた。抵抗することで、もっと面倒臭い事態になると思って、消極的な我慢を繰り返していた。
そんな当時の情けない自分に不甲斐なさや苛立ちがあるので、秀岳館の生徒が暴力行為の動画をアップして、抵抗したことは凄いと思う。
ただ「動画がアップされたことで名誉を毀損された」とコーチサイドが被害者面をしだした。そして動画をアップした生徒に対して訴訟を仄めかし、勇敢な生徒たちは面倒臭い事態になってしまった。
当事者ではないので、よく分からない部分も多いが、生徒たちがコーチサイドの一連の行動に納得できないのなら、とことん抵抗して欲しい。自分みたいに長年、夢に出てくるほどの後悔の念に苛まれないように。