- 運営しているクリエイター
#日本語教育
【放課後日本語クラスから⑬】未来を生きるために私たちはここにいる
こんにちは。公立高校の日本語指導クラスで日本語指導員をしている、くすのきと申します。
まん延防止重点措置のためにクラスがお休みとなり、急にポッカリと空いてしまった予定。前回の記事で書いた授業プランも、実践できないままになっています。
前回記事については、以下をお読みいただければ幸いです。
本当は実践をして、生徒がどのような受け止め方をしたのか、また私自身にとっても、失敗も含めてどのような学び
【放課後日本語クラスから⑫】「キミはもっとできるよ!」と伝えたい
こんにちは。
公立高校の放課後日本語クラスで日本語指導員をしている、くすのきと申します。
年が明けて2週めから、日本語指導クラスがスタートしました。
3週間ぶりのクラス。新学期が始まったばかりの生徒たちは、まだまだエンジンがかかっていないと思われましたが、私はやる気満々で初日を迎えました。
高校の3学期はとても短いです。
3年生の卒業式。4月に迎える1年生の入学試験。在校生の最後の定期試験
【放課後日本語クラスから⑪】「『生徒に本当に必要なこと』ってなんだろう…」と考えてしまった新年の話
あけましておめでとうございます。
公立高校の日本語補習クラスで日本語指導員をしている、くすのきと申します。
昨年9月から書き始めたこの連載ですが、お読みいただいた方から励ましや共感の声をいただけたおかげで、年が明けても書き続けるモチベーションを維持しております(笑)。拙い投稿にお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございます。
2022年も、引き続きお読みいただければ幸いです。
さて、
【放課後日本語クラスから⑩】noteを書くことでもらった3つの贈り物
こんにちは。公立高校で日本語補習クラスの指導員をしている、くすのきと申します。
タイトルにもありますように、この投稿では私と海外ルーツの高校生との日々の交流や授業の様子を描いています。今回は少し趣向を変えて、noteを書くことで私がどのような気づきを得ることができたのか、振り返ってみたいと思います。
情報がほしくて始めた
情報のアウトプット何度か触れたことがありますが、私が投稿を始めたのは日本
【放課後日本語クラスから⑨】学びの糸がほころぶ前に
こんにちは。公立高校で日本語補習クラスの指導員をしている、くすのきと申します。
この投稿では、私と海外ルーツの高校生との日々の交流や授業の様子を描いています。日本語教師の方、日本語教育や海外につながる子どもたちへの支援に関心を寄せる方々に、JSL(*)高校生の素顔の一端をお伝えできれば幸いです。
*JSL:第二言語としての日本語。Japanese as a Second Languageの略。
【放課後日本語クラスから⑦】JSL高校生の、もうひとつのリアル
こんにちは。公立高校で日本語指導員をしている、くすのきと申します。
先日、非漢字圏の国をルーツとする若者について知るオンラインセミナーに参加しました。私が接する生徒たちの多くも非漢字圏の国がルーツであることから、自分が知らない新たな取り組みや実践例に出会いたいというのが参加した理由です。
つまりはいつもと同じような気持ちでZoomの画面を見ていたわけですが、そこに登場したひとりのスピーカーの発
【放課後日本語クラスから⑥】『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』から受け取ったメッセージ
こんにちは。公立高校で日本語指導員をしている、くすのきと申します。
先日、京都アニメーション制作のアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』特別編集版のTV放送がありました。
いまさら言うまでもない名作アニメですが、今回私は、自分がいま関わっている海外ルーツの高校生と、ドール(手紙の代筆者)として生きるヴァイオレットを重ね合わせながら観たことで、少し感じたことがありました。
・
劇中には数々
【放課後日本語クラスから⑤】どうしてる? JSL高校生の漢字学習
こんにちは。公立高校で日本語指導員をしている、くすのきと申します。
高校では2学期の中間試験が終わったところです。生徒たちはうまく切り抜けることができたでしょうか。
定期試験は高校生であれば誰もか乗り越えなければならない試練。とはいえ、海外ルーツの生徒たちは日本語で試験に解答し、進級できるだけの成績を取らなければなりません。
その定期試験の重圧をとりあえずは降ろした今、生徒たちはきっと大きな