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躁鬱人のわたしは創作したい
双極性障害だと友人に告白したら、坂口恭平氏の「躁鬱大学」を紹介してくれました。
わたしも名前は前から知ってはいたのですが、彼の著書や絵を見るのは今回がはじめて。本はすごく共感できることばかりで「ああ、自分も躁鬱人なんだな」と自覚の一歩目でした。
読み進めるうちに現実的なお金の話にもなってくるのですが、恭平さんは「毎日現行10枚と絵を5枚描いていた」というエピソードがありました。そこでなんかビビッときたんです。
創作欲はある
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ああ、自分もこの欲求はあるなぁとなんとなく思いました。たぶん、日にはよるけれどnoteだったら1,500文字くらいの記事を1日に3〜5記事くらい普通に書けます。
やらないのは、あまり投稿しすぎるとうっとおしく思われそうで…。
(じゃあブログ書けよってなるんですが、SEOを意識した文章を書きたい欲ってのはまた別なんです)
例えば自転車で旅をしていた当時を思い出しつつ、本を書く勢いで文章を紡いでいくのもアリかもしれません。なんかそれくらい文章を書くのは好きだなって再認識したんです。特に自分のことについて書くのがね。
昔からなんでもよいから本を出してみたいという気持ちもありました。まだ退院まで1か月以上ありますし、今が絶好のチャンスかもしません。
あとはまずは無償でもいいから、友人知人の「文章で困っていること」をお手伝いできたらなと思ったりも。サイト作成時のデザインとかはできないけれど、文章ならある程度作れます。無論、プロではないのでお互いに切磋琢磨しようねって距離感です。
躁状態ではないか気になっている
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ひとつ気になることがあるとすれば、それは今現在が「躁」なのではないかということ。まあ、仮にそうだったとしても波には逆らいません。余計に疲れますからね。精神科の先生には次の面談で相談します。
本当にこの波というのは意識すると余計にわからなくなっちゃうし、恭平さんがおっしゃるように、灯台(指摘してくれる友人)という存在は本当にだいじだなと思います。今は…、いないなぁ。
とはいえ、こういう創作系の仕事っていうのは、病気の有無は関係なくとも波はあると思います。漫画家だって、描けないときは本当に描けないらしいじゃないですか。
でも今は相談の時期。まだまだ診断されて1か月経っていませんからね。レベル1のひよっ子躁鬱人です。
文章や写真で食べていきたいな
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もし好きな文章を書き続けて生計を立てられるならとってもうれしいことだなって思うんですよ。昔やっていたような、SEOを意識したWebライターの記事ではなくて、もっと創作チックな文章で。うーん、言語化は難しい。
余談ですが、中学生時代は小説家を目指していた時期もありました。
あとは写真も好きです。素人ですけどね。さすがに焦点距離やISO感度くらいはわかるけれど、Lightroomでの編集とか構図のセオリーとか、ぜんぜん知らない。そこまで勉強する気はないけれど、直感で撮るのは好き。そんな感じ。
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躁鬱人はあれやこれやと手を出したほうが病みにくくなる。本当によくわかります。
農家をやりたい気持ちは変わらないけれど、農家といっても職人気質ではなく、多品目でいろいろとやるのが向いていると思うし、実際に前々からそういうイメージでした。(ちゃんとそういう方向へ行くようになっているんでしょうね)
現実的に考えちゃうと、多品目でしかも飽きっぽいわたしのことを考えると、農業だけで食っていくというのは天候や相場に左右される以上のリスクもあります。うつ状態でイヤイヤ期がきたら作物が枯れちゃいますもん。
そういう意味でも、農業だけに絞らず、さまざまな可能性を広げていきたいなと改めて思いました。
締め
自分を表現するって楽しい。そういう気持ちを蘇らせてくれました。
絵も思うように描けたら楽しいだろうけどなぁ。そう思うだけってことはたぶん違うんでしょう。
躁鬱人のバイブル。自分への理解や見え方が変わった。この本に出会わせてくれた友人のJくんに感謝です。
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