日誌「空間オーディオのほうでわざわざ聴くことになりそう」
空間オーディオを体感
梅雨入り宣言から2日目の火曜日。夕方まではまたしても快晴で、クーラーがないと過ごせないほど暑かった。明日からは本格的に雨の予報なので、のんびりと自宅で過ごすつもり。その一環として、Apple Musicで提供され始めた“空間オーディオ”を試してみたので、本日はそれについての所感を綴る。
ロスレスオーディオの提供も始まっていますが、自分の環境では再生できないのでとりあえず放置
レディー・ガガ&アリアナ・グランデ / Rain On Me
[再生環境]
iPhoneとAirPods Proの組み合わせで、Spotifyの音源を比較対象としています。Apple Music内に設けられた空間オーディオ対応のプレイリストから選曲。
まずは、レディー・ガガ&アリアナ・グランデの『Rain On Me』。いきなり違いが分からない。というか、想像がついてなかったのでこういうものなんだなと思った。しかし、リバーブ感というか音響的な深度?はあきらかに違う。左右に振られているコーラスもくっきりしているし、SEやリズムのアクセントに関してはその方角に振り返ってしまうほど自分の後ろで鳴っている気がした。ミーゴスの『MotorSport』も同様の感想。ただ、ベースの低音成分は普通の音源のほうが強い気がする。
ジャクソン5 / I Want You Back
続いては、個人的にベースで練習している曲でもあるジャクソン5の『I Want You Back』。先のモダンミュージックに比べて違いは分かりやすかった。特に「I want you back」とコーラスが繰り返す裏でファズの効いたギター(またはサックス)がメロディをユニゾンしているということに初めて気がついた。踏まえてSpotifyで聴いてみると、たしかに存在はしているけれどコーラスに隠れている印象。ただ、大好きなベースラインはかなり埋もれているのが悲しい。
ノラ・ジョーンズ / Don’t Know Why
3曲目はノラ・ジョーンズの『Don’t Know Why』。これは再生した直後に感動。ベース(おそらくウッドベース)の鳴り方がリアル。それ以外のパートもすごく有機的な音になっているというか、まさに空間の広がりを体験できる没入感がある。この曲は空間オーディオの圧勝だった。これはちょっとやばい。
デクスター・ゴードン / Tanya
最後は、デクスター・ゴードンの『Tanya』。今回の選曲のなかでは唯一ボーカルがなく、1964年に録音されたジャズナンバー。これも感動した。Spotifyの方は、昔の曲あるあるとも言える各楽器が左右それぞれに振り分けられているミックスだった。ベースが左、ドラムが右で極端に鳴っていて、他の楽器はその間に置かれている感じ。空間オーディオではそれが上手く調整されていて、同一空間で鳴っているのが実感できる。迫力もかなりあって、目を瞑るとすぐ側で演奏している錯覚に陥る。言わずもがなこれも圧勝。
まとめ
空間オーディオ自体を把握できていないが、結局ドルビーアトモスに合わせた形式でミックスし直しているということが分かった。その上で、全体のバランスのためか低音が削られている曲もあり、この辺は好き嫌いが別れる気がする。ただ、もともと広いスペースで録音されていたり(部屋鳴り?)、一発で録音されている曲においては迫力(聴こえ方)がまったく違う。ある時からSpotifyへどっぷり浸かってしまった自分だけれど、曲によっては空間オーディオのほうでわざわざ聴くことになりそうです。こうした機能を追加料金なしで提供してくるのはすごい。Spotifyはどうするんだろう。
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