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憧れ、尊敬できること

新卒一年目で働き始めて早半年以上経過したわけですが。

ここまでですでに何度も「限界、辞めてやる」と思うこともあった。

しかし、そんな日々の中で働き続けれた大きな理由であった先輩社員が今日で異動前の最終日であった。

なので、行動としてよくわからないが、その先輩への感謝を表現しておこうと思う。

その人は初めて社会人、そして正社員として働くぼくにとってはかっこよすぎて、尊敬する存在だったのだが、そう思うに至ったきっかけがある。

カッコ良すぎるセリフ

働き出して1、2週間の頃、仕事の締切に追われながら、「内容も良いものを作らなきゃ」と焦っていたときにその先輩は、ぼくにとある言葉を伝えてくれた。

「『拙速は巧遅に勝る』だよ。」

この言葉を急に言われたぼくはキャパオーバー寸前どころかとっくにキャパオーバーしていたため、「この人は何を言っているんだ」と言葉自体を理解できなかった。

なので、咄嗟に「なんですか、その言語は。」
と返してしまった。

そんなぼくに「調べてみな。」とだけ言って去っていった先輩だったが、後から調べると「質よりスピードの方が大事」みたいな意味の格言であった。

一連の流れと言葉の意味を理解したぼくは、思わず、

「かっこよすぎだろ。この人。」

と思ってしまった。

そんなとてつもない印象をぼくに与えたその先輩にぼくはもう尊敬と憧れのメロメロになってしまった。

そんな人と働けなくなってしまうことで、ほんとうにやる気を削がれてしまう。

しかし、最後にその先輩はまたぼくの心を掴む言葉を残した。

「〇〇くんの成長が見られないことがほんとうに残念。」

「あとは任せたよ。君は他の人たちよりコミュ力高いから。」

あぁ、またこの人は。なんでそんな捨て台詞吐いて去っていくんだ。

「カッコ良すぎます。」

思わず口に出てしまった。

あ、ちなみにこの先輩は異性である。まぁ、そんなことあまりどうでも良いほどただカッコ良すぎる人であった。

こんなに純粋な「憧れ」という感情を持てたのも、こんな恥ずかしいような表現を書けるのも全くもって自分らしくないけれど。

働きだして、「感謝と謝罪は頑張って素直に表現しよう」と決めたので。

とにかくあなたのおかげで苦しさを乗り越えてこれてました。

ただそれだけです。

それを直接言えるほどの関係では全くないので。

ひっそり、ここで書かしていただきます。

ありがとうございました。

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