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官僚制とアイヒマン 財務省の横暴
ソ連においてもナチスにおいても、そして戦前戦後の日本においても、一党独裁国家では、どういうわけか官僚制が肥大化する。
官僚は選挙によって選ばれるものではないが、おそらく一党独裁国家においては選挙というものが有名無実化するため、民主主義的な意識が欠如して、その結果として官僚支配が成立するのだろう。
かのアイヒマンも一応は官僚にカテゴライズされる役職に就いていた。
こうした支配体制では、全てが権威主義と化し、誰も権威に抗議しないために、斯様な横暴が横行する。
しかしながら、彼等は愛党心や愛省心(これは愛昇進でもある)が民主主義意識を優越してるため、国民国家を破壊することにも何ら躊躇いがないのだろう。
そもそも、幼少期から受験勉強のためだけの人生を送り、出世以外を求めない毒親に支配されることしか世界がない存在には、民主主義を理解することなど不可能なのだ。
彼等は親に殺されないために出世すること以外が何もないし、人生においてはそれしか何も残らない。
古の中国の科挙は現代の受験と官僚制度の基となった制度だが、中華的独裁を成立させて、皇帝専制と愚民化政治を成立させていたことは説明不要のことだ。
ちなみに、満州国の成立も、軍人の暴走だけではなくて、官僚の暴走という側面が存在している。
なんであれど、シビリアンコントロールの破壊程に危ないものはないのだ。
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