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yoyo
2015年12月1日 10:19
1・《星くず拾い》が家の中で傘をさした話 コツ、ぱちん。 コツ、コツン、ぱち、ぱちん。 コツン、ぱちん。 何か小さな音がして、コズミキ・コニスは目を覚ましました。薄暗い部屋の中、時計の針は、夜が明けきる少し前を指しています。 コツ、ぱちん。 また音がしました。どうやら窓に何か当たっているようです。うとうとと、再び眠りに落ちそうになったコニスは、ハッと目を開いて、細長い体を
2015年12月3日 21:54
2・丘の上に星くずを買いに来た男の話 こっくりとした落ち葉の香りの秋風が吹き過ぎて、だんだんと透き通った冬の空気になりはじめた頃のことです。 コニスは相変わらず、《星くず拾い》としてせっせと星くずの加工をしていました。形を整えて、みがきをかけて、特別な技をほどこして……。そうすれば、星や星くずは、誰の手でも扱えるものになるのです。 自分の手の中で、星くずがどんどん美しくなっていくこと