「少しくらい騙されてもいいや」というスタンス。
手品のタネを解き明かそうとしないタイプだ。
マジシャンにトランプ一枚選んでくださいと言われ、ランダムに選ぶ。その後、選んだトランプをテキトーな場所に入れて、トランプをシャッフル。するとあら不思議、選んだカードが1番上にきてる。「あなたが選んだカードはこれですね!」ってやつ。
こんなベタベタな展開でもMAXで「まじでー!魔法じゃーん!すんげー!」ってリアクションするタイプがボクだ。
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親父はどちらかというとタネを解き明かそうとするタイプだった。テレビをじっくり見て、これはあんときにあーだのこーだの言って楽しんでいた。
そんな姿を見て、子供ながらに思ったものだった。
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その場を楽しんだもん勝ち。
これは、最近めっきり行っていないお店に行ったときにもいえる。20代、男子だけで飲んだとき、最後に行く店といえば決まっている。そんなお店を楽しめるかどうかも自分次第。
一緒に行く友達には、出てきたお姉さんがタイプじゃないとか見た目がどうとかをつべこべと言うオモロないやつもいた。けど、そんなことを言い出したらキリがない。楽しむときは楽しむ。目の前にいるのが女性であれば、なおさらだ。
そういうお店に行ったのであれば、その瞬間だけは、目の前の女性を大事にする。むちゃくちゃ甘えるし、全力で癒されにいく。その時間だけは、恋人同士ってスタンスで一緒に楽しむ。
その人のことなんて別に知らん。
そんなこと知らんでもええ。興味なし。
それでも楽しむ。
いや、むしろその方が楽しめる。
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ある意味、脳を騙すってことかも知れない。
知らんほうがいいことなんて山ほどある。
ここ最近の世間をみて、ふと思う。
みんな知識欲ありすぎ。
何でもかんでも知りたがる。
裏の裏の裏まで知りたがる。
その知識のほとんどが一過性。
所詮も所詮、その時だけの知識。
自分の人生にそんな影響するわけでもない。
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たまには騙されとく。
たまには損しとく。
これくらいのスタンスで。
ネガティブなことが起こっても。
ドンマイドンマイと。
自分の器でカバーする。
それでええんちゃうか?
とかね。
そんなことを考えた次第。
・こぼれ話
もちろん基本的には騙されたくないし、損もしたくないです。けど、騙されたり、損したりしたときにドンマイドンマイとカバー出来るかどうかみたいなところが、その瞬間の人としての器量のような気もします。
・最後に一曲
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