【オススメ書籍】チームX(エックス) ── ストーリーで学ぶ1年で業績を13倍にしたチームのつくり方
チームで成果を上げていくには何が必要なのか?という大きな問いに対して、生々しい具体的なケーススタディとして書かされている書籍を読んだので、メモ。
◼️この本を読むと良い人
・成熟企業にてマネジメントをされている方
◼️この本で学べること
・組織が一度成果を上げた後にどう衰退していくのか、どう復活するのか
◼️メモ
①部分最適×手段が目的的になることを前提にマネジメントは設計する
例えば、以下のようなことが組織が起きる。
・部分最適 :メディアごとに担当を分けると、担当メディアの中に閉じて、クリエイティブの改善を行なってしまう。
・手段が目的的:クリック率が高い広告の作成を通じて、ユーザーに購入をしていただくはずが、
後続のCVRを見ずに、足元のクリック率が高い広告を作ルコとだけに閉じてしまう。
その際に、メンバーや組織に問題がある、変えようではなく、その構造的に仕組みをとらえて変えることを改めて本書を通じて認識させられた。
上記を前提におきながら、
・部分最適になることを踏まえて、どんなキャンペーンやコミュニケーションの仕組みを整えれば、横展開が促進されるのか。
・後続のCVRが悪いと評価されないような評価設計(KPI設計)を行なっているか。
後続を含め、理解して業務を行えるようなスキル支援をしているのか。
経営やマネジメント側の視点では、コトとしての構造的な部分に着眼し、変えていけるかによって事業が前に進むということを感じさせられた。
②何をやるかを決めた後のどうやるかはメンバーと一緒に作り上げ、徹底的な可視化。
自然な流れのようにある局面でメンバーからアイデアを募ってというのが複数出てくる。
どこを目指してどこまでやるかはマネジメントレイヤーで決めるが、そこに至る登り方のHOWは
一緒に決めていくことによって、組織の主体性を引き出しているように思う。
例えば、
・目標をX倍にするときに、CVR××を1.5場にする必要がある。どんな方法が考えられるか
また、その上でやることを決めた後は、デイリーで目標値、進捗度を可視化し、配信していく。
軌道修正するためにマイルストーンがあり、可視化するのだという徹底度は改めてこだわりを感じた。
③できたものを改善することで成果を上げていると、作ることができない
成果が上がっている広告をもとにして、改善していくことで一定成果が出るが応用できない。
・なぜ、その広告が成果を出しているのか?誰に何をどう訴求しているのか?を理解しなければ、
応用できないかつ、自身も新しい広告を生み出せない
他の業務にも通ずることがあるように思う。成果が上がっている手法をまねる人と、応用して深化させる人の違いであるように思う。
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