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青写真(ラブレター)|ヒトリゴト|#シロクマ文芸部
〜ヒトリゴトのように自分自身の日々のことを書きます〜
「青写真はラブレターのようなもの」
私は建築士として働いているので、日々「図面を書いて」生活しています。
「青写真を描く」や「図面を描く」のように「描く」ではなく、あえて「書く」としたのは、小さなこだわりがあったりします。どちらが正解とかではなく、私だけの個人的な価値観です。
図面は符号や記号、線の種類や太さで様々なことを伝えます。設計者の意図や思いが寸法や余白に表現されたりもします。
図面は「読む」もので、思いを「書く」ものだと思います。そんな風に考えると、技術者としての仕事も表現者になったようで楽しいです。
裏を返せば、表現者ではなく技術者だと言い聞かせながら仕事をしている側面も並行してあります…。難しいですね。
(そういえば、楽譜なんかも読むって言うのかな。)
働き始めた頃に「図面は手紙のようなものだから」と上司に言われたこともあったなあ。
「青写真はラブレターのようなもの」
今週はとある試験勉強をしなければならず、シロクマ文芸部には不参加の予定でしたが、お題が「青写真」だったので、なんだか嬉しくなってしまいました。と書きつつ、勉強しようとすると、普段以上によそ見しがちになって困ります。
楽しく気分を上げて頑張るにはどうしたらいいのだろうかと考えて、最近買ったばかりの万年筆に好きな色のインクを入れることにしました。
買ったばかり…というのも、今年に入り突然インクの沼にハマってしまい。(ハマりにいったのは自分から…)
最初はただ紫色のペンが欲しくて文房具店に行ったのですが、突風に煽られるように衝動的にお手頃価格の「J.HERBIN」の万年筆と、いくつかインクを買い込みました。
そんなこんなで、勉強のためにと万年筆に入れたインクは「忘れな草ブルー」です。「忘れな草ブルー」とは素敵すぎる。(勉強したことも忘れませんように…)
万年筆一本でこんなにウキウキできて、嬉しくて、嫌な勉強も頑張れそうで、調子にのって、ノートの隅に落書きをして、、落書きをして、、落書きをしています…。
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(おわり)
◇#シロクマ文芸部 に参加させていただきました。参加できて嬉しいです。
ありがとうございました。