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坂本龍一さん 教授…
フェイスブックに7年前の今日(4月5日)の投稿があがってきた。
以下コピペ ↓
〈7年前の今日の投稿です。
東北大震災後、
被災地でボロボロになった楽器を見て胸が痛んだと言う、
先日逝去された坂本龍一さん。
被災した楽器を修復する活動、
そして被災者の子どもたちに手渡し、子どもたちが皆で演奏したコンサート。
教授、あなたの活動は尊いです。
この映像の最後で、教授に感謝の言葉を伝えたいのに感無量で何も言えなくなってしまった、バイオリンを演奏した16歳の被災した高校生の女の子に、
教授はただ
「音楽は続いていくよ」
と約束。
はい。続いて行きますね…
ここに今一度シェアします。
(この映像NHK Worldがなくなっていたので別のを差し替えます)〉
7年前の投稿 ↓
〈Healing through Music.
Composer Ryuichi Sakamoto's orchestra of 100 young musicians affected by the 2011 earthquake and tsunami disaster performed their first concert in Tokyo last month.
東北大震災後、被災地の、楽器が無くなった子供を助ける運動で傷ついた楽器の修理をするプロジェクトをやっていた
音楽家の坂本龍一さん。
これは坂本龍一代表・監督率いる、東日本大震災を体験した小学生から大学生までの混成オケ「東北ユースオーケストラ」の記念すべき初公演の様子。
それぞれの中に、震災の記憶を持ち続ける子供たち。
音楽が子どもを、人を癒やし、演奏する人にもそれを見たり聴いた人にも希望をくれて、未来に繋げてくれる。
映像の最後で、坂本さんに感謝の言葉を伝えたいのに感無量で何も言えなくなってしまった、バイオリンを演奏した16歳の被災した高校生の女の子に、教授はただ「音楽は続いていくよ」と約束☆〉
教授は311以降、脱原発、この東北ユースオーケストラ、世界中の地雷をなくすための地雷ゼロキャンペーンZero Landmine、そして旅立たれる直前まで東京の神宮外苑の並木を護るために働きかけて、自分のビッグネームを子どもたちの未来を良くするために使って、自分の胸に響いたことをストレートに行動されていた本物のアーティストだと思ます🌏✨
「Keeping silence after Fukushima is barbaric.
福島のあとに沈黙をしていることは野蛮だというのが私の心情です」
教授のこの言葉が、311のあと有志の友人たちとバリで脱原発運動をやっていた時どれほど心強かったかわからない。
世界中の地雷をなくすための地雷ゼロキャンペーンZero Landmine
〈世界的音楽家で、がん闘病中の坂本龍一さん(71)は今年2月、東京都の小池百合子知事らに手紙を送った。その内容は、明治神宮外苑地区の再開発の見直しを求めるものだった。坂本さんを駆り立てた思いを聞きたいと考え取材すると、書面でインタビューに応じてくれた。「今は音楽制作を続けるのも難しいほど気力・体力が減衰している」と明かす坂本さんは、「市民ひとりひとりが、この問題を知ってほしい」と訴えた。〉
![](https://assets.st-note.com/img/1680705338217-raEVKGSwsZ.jpg?width=1200)
今日バリ島は明日に1日早く、満月プルナマの日でした。
大きな儀式をやっているのか、朝から大音量のバリヒンドゥのお経の声が各地のスピーカーからほぼ1日中流れて来ていて、
そこから逃れるがごとくずっとスマホの中の"Ryuichi Sakamoto"のプレイリストをローテーションで聴いていました。
陽が沈んでからスマホは持たずに誰もいない田畑の遊歩道を、以前耳コピでなんとなくピアノでも弾いていたそれらの旋律を、"ルルル"とか"ラララ"とか"トゥトゥトゥ"で歌いながら歩きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1680748300421-pmORh6JqiN.jpg?width=1200)
教授の曲の旋律を歌うのは初めて、でも自分でも驚くほど細部にいたるまで覚えていました。
ずっとずっと昔から当たり前にそこにあった教授の音楽と、一緒に育って来たのだとあらためてわかりました。
音楽、芸術の女神サラスワティに、こんなに音楽に尽力した人の御霊が抱かれ、安らかであるよう、祈りました。
最後は病気で苦しんで逝ってしまわれたけれど、ゆっくり休めますよう。
遺してくれた音楽はずっとここにあそこに世界中のいたるところに生きています。
そしたらなんか、自分でもよくわからないほど泣けました。自分が泣いてるのは教授が逝ってしまって悲しいからでもなく、3年前に逝ってしまった音楽好きだった兄の、今日が命日だったからでもなく、理由もわからずホントに泣いてるのは私なのか?なんで泣いてるんだ?って、冷静な自分がそれを傍観していました。
悲しみ…というのとも違う、きっとあれは、坂本龍一、"龍"だけに、水の神だから水で癒やしてくれたのか…私の場合はそれが涙で浄化だったのかと…
朝から何回となく、明日が満月でルナティックになってるのか何度も、
「あーぁ、常世(あの世)はどんどん賑やかになるねー…」と、誰に言うのでもなく呟いてしまうのでした。
そんなこと言っても、それを癒やしてくれるのは教授の音楽なのに…