【ビジネス書解説】『無敵のコミュ術』
こんにちは。
今回は、西村博之さんの『無敵のコミュ術』について解説していきます。
はじめに
あなたは「コミュ障」や「コミュ力」といった言葉を耳にしたことありませんか?
SNSなどで「陰キャラだから友達ができない」や「会社でぼっち」とか自虐を交えた言葉をよく目にすると思います。
コミュニケーションに苦手意識がある人、もっとコミュ力が欲しいなと考えているかと思います。コミュニケーションは生きていくうえで必要です。
でも、最近コミュ力が異常なまでに偏重されている気がします。
「コミュ力」というと、すごく優秀な営業マンや人気の芸人さんのように話術に長けている人を想像しがちかと思います。
つまり、口がうまいこと=コミュ力が高いことだと考えてしまう風潮があります。
そもそもコミュニケーションは、相手がいないと成り立たないものです。
自分ひとりだけで完結することはできないです。
意識してほしいことは「伝達能力の低い人」が自分の能力の低さを他人の問題だと思い込むことです。
「あいつはコミュ力がない」みたいな感じで他責的にふるまうケースということが可能性にあります。
そんな空気感があるから、口がうまい著者のひろゆきさんは「コミュ力が高い」と思っている人が多いようです。
ひろゆきさん自身は、コミュ力高いと思っていないです。
自分がコミュ障だと思っている人、ひろゆきさんにはコミュ力があると思っている人はコミュニケーションに関するヒントが読んでみることです。
コミュニケーションはちょっとのことで気をつけるだけでうまくいきます。
無敵なコミュ術は誰にでもできることです。
この記事では、人生が激変する無敵のコミュニケーション術を12個解説していきます。
コミュ力が身についたい人、ひろゆきさん並みのコミュ力を身につけた人は是非コメントをください。
Youtubeでも解説していますので、ぜひこちらもご覧になってください。
具体的なアクションプラン
【1個目】 相手に喋らせる
話し上手は喋らないです。
話を聞いてくれる人は好印象です。
聞き役に徹すると相手を観察するゆとりが生まれます。
例えば、「自分のお喋りに夢中になりすぎて相手が退屈そうな顔をしていることに気づいていない」状況があったとします。
これはよろしくないため気をつけることです。
そのためにもコミュ力に自信ない人ほどあえて自分が一歩引いてみることです。
そして「相手や表情やしぐさに気を配る」ということを意識することです。
自分のことで頭がいっぱいになっているとき、人は目の前の相手のことを見ているようでちゃんと見えていないです。
冷静に状況を観察できている人のほうが、状況をリードしやすくなるのは当たり前と言えば当たり前のことです。
話し上手は喋らないです。
聞き役に徹してください。
【2個目】 ちょうどいい相槌を打つ
聞き上手になるうえで大切なことが相槌です。
リアクションが薄いと「この人、本当に自分の話を聞いているのかな?」と話している側が不快になるかもしれないです。
ちょうどいい相槌が欠かせないです。
すごく簡単なテクニックがあります。
例えば「そうなんですね」という相槌を打つとします。
相手の話をちゃんと聞いていようがいないが即座に口に出せます。
一方で、一応話を聞いていないと相手が言った言葉を繰り返すことができないです。
「俺、学生になってバスケやっていたんだよね」と話が出たときに「そうなんですね」と返しました。
一方で「え、学生時代にバスケやっていたんすか」と返えすとでは、相手が受ける印象は大きく変わります。
後者で返されると、相手は「俺の話をちゃんと聞いてくれているっぽい」という印象を受けます。
さらに「興味を持ってくれた。話を続けてもいいのかな」と思い込んでくれます。
単なるオウム返しで、こちらはまったく頭を使っていないです。
それでも相手はちゃんと話を聞いてくれていると感じます。
聞き上手になるうえで大切なことが相槌です。
ぜひ、ちょうどいい相槌を打ってください。
【3個目】 開き直る
「自分はこんな感じの人間だけど、別にそれでもいいよね」と開き直ったほうがいいです。
コミュ力に自信がなくても自分を卑下(ひげ)することはやめてほしいです。
悩んでいても時間の無駄でしかないです。
具体例としてヨーロッパ、欧米圏について挙げます。
ヨーロッパ、欧米圏の人たちはユニークです。
つまり、他人と違う価値観や特性を持つことが生きていくうえですごく重要なことだと認識しています。
「周囲と同じであれ」「和を乱すな」はアジアで尊重されている価値観のひとつにすぎないです。
環境によって「これをすべきである」「こうべきである」という価値観は変わるものです。
今、置かれている場にうまくなじめなかったとしても、頭を悩ませる必要はないです。
「自分はこんな感じの人間だけど、別にそれでもいいよね」と開き直ってください。悩んでいても時間の無駄です。
【4個目】 短く話す
結論から先に言うことです。
的確に相手に伝えたいなら、短く話すということがすごく大事です。
無駄の長い話の軸はブレてしまいます。
例えば、著者のひろゆきさんは週刊誌の連載を10年以上続けています。
特に意識していなかったです。
でも、担当編集者から「昔は理由から述べてオチ的に結論を書いていた」と言われました。
さらに続けて「最近は結論を先に書くようになった」とも言われました。
確かにダラダラと長い文字情報を読むのはだるいです。
先に結論があったほうが読んでいる人もラクです。
これは「2ちゃんねるはなぜ書いたのか?」(扶桑社)(そうふしゃ)という昔に出した書籍でもやったことがあります。
最初に結論として「潰れないと思うよ」と話をすることです。
その後、ダラダラと理由を書いて感じでした。
その書籍はそこそこ売れました。
先に結論から話してください。
的確に相手に伝えたいなら、短く話すということがすごく大事です。
【5個目】 シンプルに話す
語彙力ないほうがわかりやすく伝わります。
人にものを伝えるというのは、逆にそのほうがしっかりと伝わるからです。
例えば、小さい子どもがいます。
話せる単語は少ないけど「おやつが食べたい」や「パパはイヤだ、ママがいい」と言います。とても単純明快です。
それと同じです。
大学の先生の授業は専門的な言葉が出てきてわかりにくいです。
池上彰さんはテレビで同じ内容を説明しているとわかりやすいはずです。
それは、テレビを見ている頭のよくない視聴者に合わせて誰でもわかるような言葉で話しているからです。
ひろゆきさんの日本語の語彙力はどんどん下がっていく一方です。
その結果、「ひろゆきの説明はわかりやすい」と言ってもらえることが増えました。
そんな逆転現象が起きています。
語彙力ないほうがわかりやすく伝わります。
ぜひ、シンプルに話してください。
【6個目】 相手に合わせる
相手が理解できる語彙や速度、前提条件などで話さなければ伝わらないです。
コミュニケーションをとるときには相手が存在します。
語彙をシンプルにしたり、短めに話すとった工夫が大事です。
「相手に理解してもらう」ということが前提です。
例えば、会社経営者に向かって話をします。
「売り上げを比較することにBS(バランスシート)を持ってきてください」と言います。
「売り上げや仕入れ金とか利益とか数字が細かく書いてあります」。
続けて「損益計算という書類があって、それをPLと呼ぶけど持ってきてもらわないと事業の形態がわからない」。
これらを説明しないです。
相手がすでに「BSもPLも当たり前に理解できている」という状況です。
噛み砕いて説明したところで時間の無駄にしかならないということがわかるはずです。
常に相手のレベル合わせて話すことです。
軸をここに意識することです。
ひろゆきさんは、相手に合わせて話せていますよね。
だから、視聴者も聞いていてわかりやすいなと感じます。
専門家の人たちは、やはり専門家なので難しい言葉を使うからわかりづらいところがあります。
そのへんを考えるとひろゆきさんってプライドがないんだと思います。
相手が理解できる語彙や速度、前提条件などで話さなければいけないことを意識してください。
【7個目】 合理的に話す
普段から合理的に考える癖をつけることです。
物事を的確に伝えるためには合理的に話すことが必要です。
合理的に話すには合理的に考える必要があります。
例えば「実は自分には隠れた思惑があってそれを隠したい」という場合があったとします。
そういう打算が働いていると相手をごまかすような説明になってしまいます。
話がどうしても非合理的になります。
聞いている側も「こいつの言っていること、なんだか辻褄が合っていないな」と不審に感じます。
でも、合理的な考えを説明しようとすれば、それは合理的な説明にしかならないです。
筋が通った話というのは相手にも的確に伝わります。
ぜひ、普段から合理的に考える癖をつけてください。
【8個目】 真実を並べる
真実と感情が違います。
人に説明するということは、どういう事実があるのか言語化することです。
「こういう論文がありました」。
「それについて、僕自信は納得しているんです」という前提があります。
なので、それらの事実を並べて自分が納得した理由として説明することです。
結果的に論理的な説明になります。
例えば日本には100歳超えているが、その姿が久しく目撃されていないという方が何人もいます。
お亡くなりになっているような予感がします。
でも、遺体も見つかっていないです。
その家族も「絶対に死んでいない」と主張して年金が支払い続けられているケースです。
ギネス記録の世界最高長寿は、今のところ122歳です。
客観的に考えるとお亡くなりになっている可能性が高いです。
なので、実際にお亡くなりになっているかもしれないです。
遺体が見つからない以上、その方が「死んだ」ということを証明するのは、ほぼ不可能です。
「死んだことが証明できない=死んでいるかもしれないし、死んでいないかもしれない」ということです。
現実にもあります。
凄惨(せいさん)な現場に向かうレスキューの方も事故現場に行ってどう考えてもお亡くなりになっている状況があります。
決められた条件に該当していない場合は「死んでいないかもしれないじゃん!」ということがあります。
そのため、死亡と判断してはいけないという決まりがあります。
真実と感情が違います。
人に説明するということは、どういう事実があるのか言語化してください。
まずは、事実と感情を切り分けて認識することです。
【9個目】 論破しない
本当に人を動かしたいなら「論破しよう」なんて考えないことです。
意気揚々と論破という行為をすることは二流の人のやることだと思います。
ひろゆきさんは誰かと話しているときに「はい、論破!」みたいなことを言った試しは実は一度もないです。
例えば、他人を自分の思惑通りに動かしたいと思うとします。
いくつかの手段が考えられます。
お金をちらつかせたり、暴力を振るう、ハニートラップを仕掛けるなどいろいろなやり方があります。
一番リスクが少なく手間がかからないことが「説得する」という方法です。
ただ、どんなに正しい、論理的な主張をしていたとします。
相手の逃げ道を全部潰してぐうの音(ね)も出ないほどまでに言い負かすことは得策ではないです。
相手の論破したところで「マウントがとれて、ほんの一瞬だけ自分の承認欲求が満たされる」程度しか起きないです。
本当に人を動かしたいなら「論破しよう」なんて考えないことです。
議論する際は相手を打ち負かそうとしないでください。
【10個目】 ずるい説得の技術
「なんのために説得するのか」という原点に立ち返ることです。
「相手の考えは間違っていて、こちらのほうが正しい」と認めさせることが目的ではないです。
相手に対して自分が「こうしてほしいなあ」と望んでいることが結果的に叶えばいいだけです。
具体例として、誰かにアドバイスするときにも同じことが言えると思います。良かれに思って伝えたことで本人が受け入れてもらえなければ意味ないです。
「こうあるべきなんだよね」と言ったとします。
でも、「なんだか説教くさいオヤジだな」と引かれてしまうことがあります。
相手に聞く耳を持ってもらうことはハードル高いです。
よく「背中を見せる」と言いますが口で伝えるだけでなく行動で示すことです。
つまり、内発的に「こうなりたい」と相手を思わせるかたちで伝えるということです。
「なんのために説得するのか」という原点に立ち返ってください。
相手に対して自分が「こうしてほしいなあ」と望んでいることが結果的に叶えばいいだけです。
【11個目】 交渉テクニックを身につける
「交渉」はお互いに条件を出しあって納得できそうなところで折り合いをつける合理的な作業です。
なので、「お願い」と「交渉」はまったく違います。
交渉は、こちらが希望する条件を相手にのんでもらうためです。
相手にとってのメリットやデメリットを並べつつ、お互いの着地点を見つけるような物です。
具体例として、給料アップを交渉するとします。
「少し上げていただきませんか」と頭を下げるわけではないです。
「僕の提案に乗ると、あなたはこんなに得します」とメリットを提示します。
あるいは、「僕の提案に乗らない場合は、あなたはこれぐらい損します」というデメリットを提示します。
メリットもデメリットにしても相手を納得させるだけの材料を用意する必要があります。
最終的に相手に「そっちのほうが得かも」と思わせることができたら、しめたものです。
「交渉」はお互いに条件を出しあって納得できそうなところで折り合いをつける合理的な作業です。
なので、「お願い」と「交渉」はまったく違います。
ぜひ、交渉テクニックを身につけてください。
【12個目】 相手は誰なのか意識する
相手に応じて的確なアプローチの方法を選ぶことが大事です。
ロジックでは説得できないこともあります。
人が動く理由や根拠というのは「その人がどういう人であるか」などによってケースバイケースです。
例えば、ウクライナ情勢についてユーチューバーがググってみたとします。
そして調べた情報をもとに「3分でわかる!」みたいな動画を上げます。
別のところで、専門家の人がデータや論文など引用して事実に飛びつくことは、ユーチューバーによる暴論だったりします。
つまり、正しいっぽいことを言っていれば納得してくれるような人を相手にする場合、正しいことを言う必要はないです。
このあたりに気づいているだけで、ほかの人より一歩リードできます。
相手に応じて的確なアプローチの方法を選ぶことが大事です。
相手は誰なのか意識してアプローチしてください。
まとめ
それでは、まとめていきましょう。
【1個目】 相手に喋らせる
話し上手は喋らないです。
話を聞いてくれる人は好印象です。
聞き役に徹すると相手を観察するゆとりが生まれます。
話し上手は喋らないです。
聞き役に徹してください。
【2個目】 ちょうどいい相槌を打つ
聞き上手になるうえで大切なことが相槌です。
リアクションが薄いと「この人、本当に自分の話を聞いているのかな?」と話している側が不快になるかもしれないです。
ちょうどいい相槌が欠かせないです。
聞き上手になるうえで大切なことが相槌です。
ぜひ、ちょうどいい相槌を打ってください。
【3個目】 開き直る
「自分はこんな感じの人間だけど、別にそれでもいいよね」と開き直ったほうがいいです。コミュ力に自信がなくても自分を卑下(ひげ)することはやめてほしいです。
悩んでいても時間の無駄でしかないです。
「自分はこんな感じの人間だけど、別にそれでもいいよね」と開き直ってください。
【4個目】 短く話す
結論から先に言うことです。
的確に相手に伝えたいなら、短く話すということがすごく大事です。
無駄の長い話の軸はブレてしまいます。
先に結論から話してください。
的確に相手に伝えたいなら、短く話すということがすごく大事です。
【5個目】 シンプルに話す
語彙力がないほうがわかりやすく伝わります。
人にものを伝えるというのは、逆にそのほうがしっかりと伝わるからです。
ぜひ、シンプルに話してください。
【6個目】 相手に合わせる
相手が理解できる語彙や速度、前提条件などで話さなければ伝わらないです。
コミュニケーションをとるときには相手が存在します。
語彙をシンプルにしたり、短めに話すとった工夫が大事です。
「相手に理解してもらう」ということが前提です。
相手が理解できる語彙や速度、前提条件などで話さなければいけないことを意識してください。
【7個目】 合理的に話す
普段から合理的に考える癖をつけることです。
物事を的確に伝えるためには合理的に話すことが必要です。
合理的に話すには合理的に考える必要があります。
ぜひ、普段から合理的に考える癖をつけてください。
【8個目】 真実を並べる
真実と感情が違います。
人に説明するということは、どういう事実があるのか言語化することです。
「こういう論文がありました」。
「それについて、僕自信は納得しているんです」という前提があります。
なので、それらの事実を並べて自分が納得した理由として説明することです。
結果的に論理的な説明になります。
人に説明するということは、どういう事実があるのか言語化してください。
まずは、事実と感情を切り分けて認識することです。
【9個目】 論破しない
本当に人を動かしたいなら「論破しよう」なんて考えないことです。
意気揚々と論破という行為をすることは二流の人のやることだと思います。
本当に人を動かしたいなら「論破しよう」なんて考えないことです。
議論する際は相手を打ち負かそうとしないでください。
【10個目】 ずるい説得の技術
「なんのために説得するのか」という原点に立ち返ることです。
「相手の考えは間違っていて、こちらのほうが正しい」と認めさせることが目的ではないです。
相手に対して自分が「こうしてほしいなあ」と望んでいることが結果的に叶えばいいだけです。
「なんのために説得するのか」という原点に立ち返ってください。
【11個目】 交渉テクニックを身につける
「交渉」はお互いに条件を出しあって納得できそうなところで折り合いをつける合理的な作業です。
なので、「お願い」と「交渉」はまったく違います。
交渉は、こちらが希望する条件を相手にのんでもらうためです。
相手にとってのメリットやデメリットを並べつつ、お互いの着地点を見つけるような物です。
「お願い」と「交渉」はまったく違います。
ぜひ、交渉テクニックを身につけてください。
【12個目】 相手は誰なのか意識する
相手に応じて的確なアプローチの方法を選ぶことが大事です。
ロジックでは説得できないこともあります。
人が動く理由や根拠というのは「その人がどういう人であるか」などによってケースバイケースです。
相手に応じて的確なアプローチの方法を選ぶことが大事です。
相手は誰なのか意識してアプローチしてください。
コミュニケーションは相手がいないと成り立たないものです。
伝達で理解できなかったところで「気が利かない」「空気が読めない」は理不尽に考える必要はないです。
ただ、伝達するときはちょっとだけ気をつけて話せばいいだけです。
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