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withコロナ時代の授業の実態

おはようございます、改めて僕は幸せだなと実感しているやうたです。

さて、今日は分散登校が始まり、再開された授業は、実際にどうなっているのかをお伝えできればと思います。

コロナ前は「主体的で、対話的な、深い学び」「アクティブラーニング」などの言葉が流行していました。一斉授業も大事な部分はあるけど、生徒同士が関り合う時間も確保してあげることが大事だよねっていう風潮はたしかにありました。それが、たとえ「めんどくさいな」「嫌だな」と一部の教員が思っていたとしても、共通意識の中にはあったと思います。

しかし、withコロナの時代が到来した今、学校に響いているのは「教師の声」だけです。

文部科学省が出しているQ&Aの中には、「通知において示している感染症対策を講じていただいた上で、新学習指導要領において示している主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善を行っていただきたい」と述べられています。要は文科省的には、「生徒の声」がする授業もOKなんです。

でも、現場では違います。基本的には一斉講義型の授業でお願いしますと頼まれ、必要でなければ「学び合い」や「グループ活動」はやめてくださいと言われます。しかも、遅れた授業を取り戻すために速度はめちゃはやです。

たしかに、責任を押し付けられた時のことを思うと、禁止したり、管理したりする気持ちは重々分かりますが、休憩時間を想像してください。登下校中を考えてみてください。授業中よりもはるかに密になってしまうと思いませんか。実際なってます。

学校は始めますよ、でも、絶対に密は避けてください。友達と喋らないで、触れ合わないで、と要求されます。可能だと思いますか?学校にわざわざ来て、一斉講義型授業をしている現状であれば、オンラインで一方的に喋りまくる授業でも同じです。

冷静になって考えれば、「教師の声」を響かせるよりも「生徒の声」を響かせる重要性がわかると思うんですけどね。だって、3ヶ月間ほぼ家にいて、誰とも喋れなかった子が多いんですよ。僕たち教員が一方的に喋り倒す授業なんて、誰が望んでいるんでしょうか。

しかも、時代に逆行してますしね。物事の本質を常に考えられる教師でありたいものです。少なくとも僕の授業では、生徒が中心となる授業をしていきます。

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