○○への恐怖:fear of...
FOMOという言葉がある。Z世代におけるスラングの一つで、Fear Of Missing Out の略である。要するに、社会活動/交流から抜け落ちてしまう事への恐怖、不安という意味。
今日は、私における〇〇への恐怖、を紹介する。恐怖と言っているが直訳なだけで、ちょっとした不安みたいな感じではある。
青信号への恐怖
赤信号だけど、ほぼ青信号な時は存在する。車道側の信号が赤にすでに変わり、これから信号機が頑張って青になる前の一瞬の間。その時に自転車や足を横断歩道に滑らせる人達。私はそれになれないが、青信号に変わった途端にスタートするようにしている。まあ、ほとんどの人がそうだと思うが。しかし、イヤホンを付けている時、地図で道順を確認している時、その時に信号が青になってしまうと、わたらないといけない!と焦りを感じてしまう。周りの横断歩道の青待ちの人も、かけっこのスタートのように青信号になった途端、動き始める。そこに遅れる自分にかっこ悪さを覚え、これはFOMOと似ている感情だな、と感じた。
本への恐怖
これはちょっとしたことかもしれない。
私は手汗が多いので、しおりに手を当て、なるべく手が本に触れないように頑張っている。売るわけでも無く、買った本だというのに何か汚したくないという気持ちがある。
あとは好きな本を読んでいる時の、終わってしまうことへの恐怖。
私は本を読み切るために本を読んでいない。読んでいる時の空気と自分の感情の変化を見つめることが好きだ。しかし、なかなか自分の好みのバイブスに出会えない。しかも新しい展開が好きなため、一度読んだ本は半年ぐらい置かないともう一度読みたいと思わない。そのため、こんなに良い本なのに読み切ってしまう…!というもったいなさから、最近はあまり本を読み切れていない。
SNSで少ない内の良かった影響は、「積読」という言葉に出会ったこと。本を読み切らないことも読書の一部だ、ということらしい。とてもありがたい言葉だと思う。私と同じような、本への恐怖があった人が考えてくれたのかもしれない。
パン屋での恐怖
私はパン屋に行くと、すぐ迷ってしまう。どのパンを買うか、甘いパンとお総菜パンのバランス、値段…。迷うことは多い。しかし、本屋や雑貨屋と違い、パン屋はたいてい常にレジの人に見られる場所で選ばないといけない。しかも店内は狭いときた。早く選ばないといけない、と思い、あまりパン屋で納得のいく組み合わせで買えたことが無い。以前友人とパン屋巡りをした際、友人はマイペースなので、何も気にせず、10分ほど迷いながら店内をぐるぐるとしていた。この恐怖、なければパン屋巡りを楽しめるのだろうが、パン屋に行くと毎回焦ってしまうので、あまり一日に複数回パン屋に行けることがない。