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『患者さんに教えよう』ばね指のセルフケア3選
ばね指で来院される方とても多くないですか?そして仕事や自宅での過ごし方によっては症状の改善に向かうケースが少ないのが厄介なところです。
ばね指っていうのは屈筋腱を通す腱鞘の炎症や腱鞘が狭くなる事が原因と考えられているわけです。
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ばね指になりやすい原因の一つとして猫背などの不良姿勢が考えられています。不良姿勢はセラピストだけの力では治すことは絶対にできません。必ず患者さんの協力がないと姿勢を改善することはできません。
そこで今回、患者さん本人ができるばね指のセルフケアをご紹介しますのでぜひ臨床で活かしてみてください!
自宅でできるばね指セルフケア3選
実は、ばね指の原因の一つとして姿勢の悪さが影響しているんです。
特に良くないのが猫背。
猫背が悪化してくるとある連鎖が起こります。
上腕内旋、前腕内旋、手関節掌尺屈、手指屈曲指になり常に屈筋側は短縮緊張位になり、手の筋肉や前腕の筋肉、腕、肩の筋肉にストレスがかかり結果的にばね指になるんですね。
なので指や手、前腕、腕、肩の筋肉のストレッチやマッサージを解説していきます。
⒈ 指と手のセルフマッサージ
まず手のひらから始めましょう。
手のひらマッサージ
手のひらを真ん中から外に開く様に反対の親指で押していきます。(全体的に5分)
![](https://assets.st-note.com/img/1690466398772-oLQoUMME17.jpg)
手のひらが開いてきたら、指の骨と骨の間の筋肉を人差し指と親指で手のひら側と甲側から挟み優しくマッサージしていきます。(全部の指の間3〜5分)
![](https://assets.st-note.com/img/1690466458466-b8mJcZISmU.jpg)
親指がばね指の人は特に親指と人差し指の間をマッサージしてあげてください。
最後に指のマッサージです。
指マッサージ
指の腹を反対の指でつまんで揺らすのを、指の付け根まで行います。(ばね指の指を重点的に3〜5分)
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前腕のマッサージとストレッチ
前腕とは肘から手首までの間をいいます。
前腕マッサージ
まずはマッサージから始めましょう、肘から手首まで表側と裏側両方行いましょう。(5分)
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前腕ストレッチ
次に前腕のストレッチを行います。じわーっと気持ちが良いくらいで伸ばしていきましょう。(表裏3〜5分ずつ)
前腕屈筋ストレッチ
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⒊ 巻き肩、背骨ストレッチ
猫背や内側に丸まった肩を伸ばしていきます。
ストレッチポールがある方は下のポールに乗って、手のひらを天井に向けながら左右の腕を横に広げましょう。(腕の角度を1分ごとに下から上に変えながら合計5分)
ストレッチポールがない方は、バスタオルを2枚重ねて丸めると代用になるのでやってみてください。
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呼吸をしながら行うとより効果的ですよー!
まとめ
ばね指に対するセルフケアをまとめると、
・手と指のマッサージ
・前腕屈筋のマッサージとストレッチ
・巻き肩と背骨のストレッチ
悪い姿勢(猫背)は、ばね指の発症リスクを高めることになるので、良い姿勢をなるべく保つことが大切なんですね!
症状が進行しすぎると、手術や注射の適応になることもありますので心配な方は一度整形外科の方を受診してみてください。
私への質問があればいつでも受け付けていますので気軽にご連絡ください!