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「ウルトラマンティガ」、第16話「よみがえる鬼神」やはり傑作!

「ウルトラサブスク」一般会員が見ることが出来る「10月のティガ」、最後の第16話「よみがえる鬼神」を鑑賞。いやあ、川崎郷太監督の回は、本当に面白いわ。川崎郷太監督、好きですわぁ。

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その昔、山梨県宿那山一帯で暴れていた宿那鬼は、剣豪・錦田小十郎景竜によって退治され、体を細切れにされて宿那山に封印されていました。

それを祀ってあった祠から、影竜の刀が盗まれたことによって、宿那鬼は復活してしまいます。

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刀を盗んだ3人組のうちの一人に影竜が乗り移り、刀を返しに行くのですが時すでに遅く、封印された時より巨大化した宿那鬼が暴れまわりました。

ダイゴ隊員がティガであることを見抜いた影竜は、宿那鬼の退治を依頼します。

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刀を振り回す宿那鬼に苦戦しつつも、ティガスライサーで首をはねたティガでしたが、今度は首だけで宿那鬼が襲ってきました。

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しかし、影竜の刀が額に刺さり、宿那鬼は再び封印されたのでした。

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あらすじをざっとまとめると、結構内容としてはあっさりしていますね。

ただ、その途中にある強盗3人組のやり取りや、前回(第15話「幻の疾走」)で負傷したシンジョウ隊員が、基地に居残りでデスクワークを命じられ、苦手と叫ぶなど、笑いどころがあちこちに含まれております。


ラストで影竜に乗り移られた強盗が、影竜の言葉を借りてダイゴ隊員に語りかけるなど、ネタが多い話ですね(そのやり取りをレナ隊員が白けた感じで見ています)。

ティガと宿那鬼との戦闘シーンも、鳥居越しに撮ったり(富士山がバックに映っています)、真剣白羽取りしたりと、魅せてくれていますね。

首だけになって襲ってきた宿那鬼を封印したのが影竜だったのが、美味しい所を持って行った感があって、結構おちゃめな奴だな~と感じました(笑)

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今回の「川崎郷太監督」の演出の手法が面白い。

登場人物全員に極めて「ド真面目」に演技をさせる。しかし、役者が「真面目」に演じれば演じるほど「クスッ!」と笑ってしまう。こういう演出方法、川崎郷太監督、得意ですね。なんとなく、実相寺昭雄監督の「空の贈り物」なんかを連想してしまいます。

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錦田小十郎景竜が時代劇よろしくチョンマゲスタイルで登場する。ウルトラシリーズで、サムライが登場するエピソードは少ないのでは?

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あ、あと。

若い人は知らないと思いますが、祠から、影竜の刀を盗む3人組のうち、2人は、当時大人気だったコメディユニット「怪物ランド」の平光琢也さんと郷田ほづみさんです。郷田ほづみ氏は声優としても多くのアニメに参加されています。

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「怪物ランド」は、平光が主催していた劇団魔天楼が解散し、その一部メンバーが集まって出来たコントグループが母体。ショーパブでの活動がテレビ番組『お笑いスター誕生!!』のスタッフの目に止まり、平光・赤星・郷田の3人で番組に挑戦することに。その後10週連続で合格しグランプリを獲得。田辺エージェンシーに所属し自らの深夜番組『ウソップランド』をスタートさせる。
1988年頃から活動の場をテレビから舞台に移しプロデュース公演を行う。後に田辺エージェンシーを退社し、3人別々の事務所に所属することになる。現在はトリオとしての活動はほぼ休止中で、俳優や声優、音響監督、舞台演出などで各自活動している。アニメ業界においてはネルケプランニングとの関係が深く、平光と郷田は自身が音響監督を担当した作品でネルケのキャスティングを積極的に取り入れており(郷田は声優として起用されることも多い)、赤星もネルケの関係する作品に多く出演している。

「怪物ランド」のもうひとりのメンバー赤星昇一郎さんは、「ティガ」第27話「オビコを見た!」に怪人オビコとして登場します。太田愛さんの脚本で、川崎郷太監督のエピソードです。お楽しみに。

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「夢見るぞ」



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ゆうもあ倶楽部
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