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【ポップス研究⑦−1】🎙️近田春夫&ハルヲフォンの「電撃的東京」を、オリジナル曲と比べてみた。(A面編)

電撃的東京』(でんげきてきとうきょう)は、1978年(昭和53年)6月21日に発売された近田春夫&ハルヲフォンの3枚目のアルバムであるとともに、バンド活動期にリリースされた最後のアルバムである。オリジナルの1曲を除く全てが「歌謡曲のカヴァー」で占められている作品。

ウィッキーペディアより引用

◆◇◆

◉ハルヲフォン版「ついておいで」


◉シャープ・ホークス(安岡力也が在籍していたGSグループ)「ついておいで」

作詞:尾中美千絵、作曲:鈴木邦彦

安岡力也をはじめとするシャープ・ホークスのメンバーは楽器の演奏が出来なかったので、演奏は井上宗孝とシャープ・ファーブが行っております。

とにかく力也さんが、楽屋でマネージャーやボウヤをボコボコにしばきまわしていて怖かったと、近田春夫さんが語っていました。


◆◇◆

◉ハルヲフォン版「恋の弱み」


◉郷ひろみ「恋の弱み」

作詞:橋本淳、作曲・編曲:筒美京平 (1976年2月1日発売)

この曲のタイトル知らない人以外 と多くて「♬ミルクの好きな」って 歌い出すと皆続きを歌えちゃう曲 。
郷ひろみさんあるあるです。

イントロのギターがカッコいい。
やっぱり京平さん自らが編曲すると、曲のクォリティがグンッ!とアップしますね。


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◉ハルヲフォン版「東京物語」

歌っているのは近田さんではなく、ギタリストの小林克己さんです。


◉森進一「東京物語」

作詞/阿久悠 作曲/川口真 編曲/馬飼野康二 歌/森進一 (1977年発売)

阿久悠&川口真というと、後の「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンレオ」の主題歌を生み出す名コンビですね。
いい曲です。
阿久悠さんの歌詞が、せつないなあ。


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◉ハルヲフォン版「きりきりまい」(シングルバージョン)

歌っているのは、ベーシストの高木英一。ジャケットは近田さんメインなのに(笑)。「サタデー・ナイト・フィーバー」が流行していたころですね。

私は個人的に、この「シングルバージョン」のほうが好きです。
編曲が、モロに「ウケ狙い」「売れ線狙い」なのがいいですね。
「これぞロック歌謡」といった感じ。

◉ハルヲフォン版「きりきり舞い」(アルバム・バージョン)

アルバム版は、「グラムロック風のアレンジにした」といっていましたが、なんか凝らえ性がないようなアレンジだなあ、と思うのであります。


◉山本リンダ「きりきり舞い」

作詞:阿久悠、作曲&編曲:都倉俊一(1973年発売)

創価学会の芸術部幹部だった山本リンダ先生の隠れた名曲。
というか、わたし、この曲がTVで流れているのを聴いた記憶がまったく無いのです。
やっぱり、「♬うらら〜うらら〜♬」のインパクトに隠れてしまったのかな。

阿久悠さんの歌詞は「これから女はもっと強くなるよ」と宣言しています。
ここらへんが「なかにし礼」さんとの違い。
なかにし礼さんは、「♬ 悪いときは どうぞ ぶってね ♬」「♬ あなた好みの女になりた〜い♬」と、いまでいう「DV」を礼賛してますから。
意識の違いがよくわかります。


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◉ハルヲフォン版「真夜中のエンジェル・ベイビー」

都会派歌謡ですね。


◉平山三紀「真夜中のエンジェル・ベイビー」

作詞:橋本淳、作曲&編曲:筒美京平(1975年発売)

「♬ ジョニーも、マイクも、サリーも、みんなみんな、忘れないわ ♬
橋本淳のあのいつも「ムッ!」と怒ったような顔からこういう歌詞が出てくるというのも、いとをかし。


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◉ハルヲフォン版「ラスト・ショー」

ジャニーズ(苦笑)

◉JJS(JOHNNY'Sジュニア・スペシャル)「ラストショー」

作詞:杉山政美、作曲:木森敏之 (1977年発売)

・・・この3人も、ジャニーさんにせ・・・ここは、ノーコメントにしておきます。

しかし、渋い選曲ですね。
わたしゃ、ハルヲフォン版を聴くなでまったくこの曲の存在を知りませんでした。

◆◇◆

はい。

ということで、「A面編」はここまで。

明日の「B面編」をお楽しみに!


ライブはこんな感じだったようです。


【おまけ】

◉近田春夫&ハルヲフォン「カモン・レッツゴー」

「ラ・バンバ」で有名な「ロス・ロボス」の名曲をカバー。

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ゆうもあ倶楽部
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