十月の風
街路樹が作った木もれ陽を
十月の風が通り抜けると
光と影がゆらいで
どっちでもいいような事は
篩にかけられたみたいに
こぼれ落ちる
残ったのは
言い古された言葉
その合い言葉が開くのは
どんな世界なのか
思いもよらず
ただ
ゆらぎの中を歩いて
深呼吸すると
身体の中でも
十月の風が吹く
街路樹が作った木もれ陽を
十月の風が通り抜けると
光と影がゆらいで
どっちでもいいような事は
篩にかけられたみたいに
こぼれ落ちる
残ったのは
言い古された言葉
その合い言葉が開くのは
どんな世界なのか
思いもよらず
ただ
ゆらぎの中を歩いて
深呼吸すると
身体の中でも
十月の風が吹く