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着物生活の始めのはじめ、一番気になる「費用」の話。

前回のnoteで、どうして着物を着ようと思ったのか、について書いてみました。
せっかくなら読んでくださった人に、
「自分も着てみたい!」
「これならできる!」
と思ってほしいので、リアルをさらしてしまうことにしました。

着物に興味がある人の一番のひっかかり、それは
「いくらかかるの?」
ではないでしょうか。
呉服屋は敷居が高いし、納得のいく買い物ができるのかが心配。
そして予算はどれくらいかかるのか…。
ネットで中古品の着物買えばリーズナブルだけど、実物を見ずに買うのは心配ですよね。
そのあたり、私もすごく悩んで右往左往していたのですが、今回思い切って揃えたのが、こちらです。

小物の位置が変でした。

染の着物なのでちょっとしたカジュアルな外出や、和事のお稽古に着ても大丈夫かなと思っています。
着物は袷ですね。秋〜冬に着る仕様です。

クイズ:この着物と帯、いくらで買ったでしょう?

着物は作家物の変わり染の江戸小紋、仕立て済みの未使用品。帯は陣笠が織り出された名古屋帯、締めた跡はあるけれどお太鼓の部分は状態がよく美品です。

亭主をつかまえて、How much?してみたところ、
「20万円」
と見積もってました。
答えは、

着物(未使用品):21,000円
帯(中古):6,900円
合計 27,900円
※全て税込

27,900円です!
見積もりの約14%のお値段。
購入したのはすべてオンラインショップ、着物が楽天、帯はヤフーショップです。

品質に問題があるワケアリ・B級品なのかというとそうでもなくて、着物には品質保証の刻印がありますし、帯はすこしスレと色移りはあるものの、コンディションは十分許容範囲です。
完璧を求めるなら、呉服屋で見立てて購入したほうが満足いくはずです。
そして、この一揃いを呉服屋であつらえると、20万円前後のお値段になると思います。

見た目20万円の着物と帯が、どうして27,900円で購入できてしまったのか。
そこには時代の変化と呉服業界の様変わりという事情が絡んでいるように思います。
今回の着物生活のスタートのために、あちこちのオンラインショップをチェックしていると、考えさせられることがありました。
率直に言うなら、
「そりゃあ着物は着なくなるよね」
と、
「もっと着る人は増えるのに」
の、全く方向が逆の確信です。
そのあたりも書いてみると、面白いかもしれません。
だって、最初は
「茶道の稽古着にするための着物と帯」
を買うつもりだったのに、
「普段から着物で生活すればいいんじゃない?」
に考えが変わって、いきなり予定を変更。

衣装箱にしまったままになっていた浴衣用の半幅帯と合わせれば、夏でも着られるじゃないのと思い立って、単(夏用の裏地を付けない着物)を買ってしまいました。
お値段は12,030円です。
画面では見えにくいですが、七宝を織り出した藍染の木綿です。これなら超ビギナーの着付けの練習にぴったり。

いきなり袋帯でお太鼓はハードルが高い!
高価な着物を買って出し惜しみ&汚れを気にするよりは、リーズナブルなものを用意して着てみようと思いました。
半幅帯で矢の字結びをやってみて、初めてにしてはなかなか上出来。
次は半襟の縫い付けの練習をしてみます。

今回利用させていただいたお店一覧。


帯はこちら。
リユース品をメインに扱うお店で、全品75%になっていることもあります。商品の写真もしっかり枚数をアップしているので、購入前のコンディションチェックを念入りにすることができます。

着物はこちら。
品数は控えめですが、趣味性の高いおしゃれな着物が揃っています。楽天セールを利用すると、お値引き+ポイント還元でお買い得。

サイズ・柄・色の違う仕立て済みの着物が揃っています。発送も早い!
洗える着物や浴衣、子供用着物のラインナップも豊富です。


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