立原ヨヲコ

茶道(遠州流)でお稽古を始めた茶人一年生です。日本の伝統文化で遊ぶため日々勉強。つぶあん派。好きな禅語は「好事無如事」。日本語と英語を行き来しながらお仕事をしています。

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  • まいにち美人

    本棚から毎週2冊、メンバーにとっておきのお勧め本を紹介します。ストレスフルな世の中にも負けない、メンタル強で元気な自分でいるための「読むビタミン剤」。

  • 日本文化を楽しみたい人に読んでほしい記事

    日本文化を体験したい・知りたい人に読んでほしい記事をまとめてみました。

  • 【記事まとめ】ビューの多い記事TOP10

    たくさん読まれた記事をまとめました。

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お茶は楽しい!茶道の稽古を始めて起きた嬉しい変化、3つ。

ご機嫌よろしゅうございます。 今年から茶道を学び始めて、午後3時にお茶を点てる習慣を持つようになりました。 パソコン作業を中断して、お湯を沸かしながらお盆に茶杓と茶筅を並べて、茶碗に茶巾をセット。 火加減を弱火にして沸騰しない温度を保ちながら、お点前の復習をしているのですが、茶道具が揃っていないので横着にもほどがあります。笑 それでも茶碗をしっかり温めて水気を拭き取り、適温のお湯と適量の抹茶を用意すれば、お茶はおいしく点てられる。 ピンポイントでそこだけは丁寧に進めます。

    • 珠光茶会2025年2月7日〜11日。奈良で大茶会が開催されます。

      ご機嫌よろしゅうございます。 炉開きを迎えて、茶室の趣きがすっかり冬仕様になりました。 口切りのお茶は楽しまれましたか? 来年の茶事イベントを探していたら、奈良県で 「珠光茶会」 なるものが開催されると知りました。 関西の歴史ファン、美術ファンはすでにご存知かもしれませんが、来年2025年の奈良は熱い! なぜって、奈良国立博物館で、開館130年記念「超 国宝〜祈りのかがやき〜」が開催され、国宝110件が公開される大盤振る舞いなのです。 観光シーズンに合わせての公開は嬉しい

      • 着物の選び方、遊び方の話。

        繁忙期もたけなわ、毎日バタバタとしてすっかりご無沙汰しています。 毎年9月中旬から12月のクリスマス頃まで忙しく、昼夜逆転生活になりがちです。 体調の管理に気をつけなくては。 最近の気晴らしは、ネットショップで帯をチェックすることと、自宅で着物を着ること。 茶道の稽古を始めたのがきっかけで、普段から着物を着て所作に慣れるため、リーズナブルな木綿の単衣を着るようになりました。 帯をピシッと締めると、 「よし、がんばるぞ!」 という気持ちになるので、儀式みたいなものですね。笑

        • 普段着の着物生活。あって助かったオススメアイテム3選。

          茶道の稽古を始めたのをきっかけに、普段から着物を着て生活する日が増えました。 着物での所作に慣れておけば、お点前に集中しやすくなるかな、という作戦です。笑 最初は、 「とにかく着る」 おはしょりを作り、お太鼓を背負うところまでやり遂げるのが大事。 そう目標を決めて、必要最小限のものしか使っていませんでした。 木綿の単衣 ウソツキ(半衿つき下着) 名古屋帯 長襦袢、衿芯、帯板は使わず、とにかく手順を覚えることに集中していたので、他のことには頭が回ってなかったw なんとか着

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        • 【記事まとめ】ビューの多い記事TOP10
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          お茶の町、松江。茶の湯の心を訪ねる旅

          「始めるのに、遅いことはない」 子供は無事独り立ちしたし、家族も健康に過ごすことができて、現状は何も心配はない。 いままではなんでも、まず家族を優先するのが当たり前。 生活が何事もなく滞りなく回るように、仕事に料理・洗濯・掃除と取っ組み合いをしてきました。 でも、家族がそれぞれにやっていけるようになった今は。 浮いた時間と労力、そしてがんばって仕事をして作った多少は自由に使えるお金、それを自分のために使ってもバチは当たらなさそう。 あと5年もすれば、両親の介護や孫の世話と

          お茶の町、松江。茶の湯の心を訪ねる旅

          茶道は面白い!お茶を勉強して感動したこと、3つ。

          ご機嫌よろしゅうございます。 ヤフオクに某呉服屋の帯がリーズナブルに出品されているのを見つけ、 「どうせ高値更新されるでしょ!」 と、タカをくくって入札。 購入した気分だけ味わって、ころっと忘れていたら落札してしまいました。 想定外… 1本はもっておきたい憧れの呉服屋の品ですし、あれば使うのでいいっちゃあ、いいのですが、しばらく着物は買わないつもりだったのにどうしたものか。 しまった。 自分で自分の目の前に帯をぶら下げて、がんばってお仕事をしないと。 つまらない近況はさて

          茶道は面白い!お茶を勉強して感動したこと、3つ。

          Eテレ知恵伊豆の感想。小堀遠州が特集されました。

          29日、NHKの教養番組の知恵伊豆で、小堀遠州を取り上げていたけれど。 まだまだ遠州さんの凄さがまだまだ伝わってない! わたしが遠州さんを知ったのは、建築・庭園つながり。 2020年頃からあちこち日本国内を出歩いて、史跡を見て歩いていたのですが、あっちでもこっちでも、建築と庭園に由来する人物として小堀遠州の名前が出てくる。 美術館にいけば、小堀遠州が鑑定をした茶道具が展示されていて、正直なところ日本美術史に功績を残した美の巨人というよりは、 ど、どんだけ仕事してるの...

          Eテレ知恵伊豆の感想。小堀遠州が特集されました。

          着物日記(10月28日)袋帯で二重太鼓にチャレンジして大失敗。

          今日の大失敗。 着付けの練習用に購入した有栖川文様の袋帯でお太鼓にチャレンジしたら、肝心の場所に折り目がついていて絶望しました... 無事に仕上げて、後ろ姿をチェックしてびっくりですよ! なんだこれ怒 リユースの帯は上等な品物をリーズナブルに購入できるのですが、管理のひどい店舗だと、変なたたみジワがついてます。 呉服屋ではないから、場所を取らないように小さくたたんじゃうのは仕方ない。 なんとか手入れして回復させないと。 帯の折シワよりも気になるのは、着物の色。 草木染めの

          着物日記(10月28日)袋帯で二重太鼓にチャレンジして大失敗。

          着物のメンテナンス。細かい手仕事の楽しみ。

          着物は着るのも大変、動くのも大変、脱いだあとのメンテナンスも一苦労。それでも、ここまで手間暇かけるのは、 「美人に見られたい!」 という見栄。 そして、着物を着ると最高に気持ちがアガります。笑 このために細々とした手仕事をするくらい、どうってことはありません。 でも、大変(どっちだ) 今日は江戸小紋のメンテナンス。 火曜日にお茶の稽古のために着た着物、帰宅する時に小雨に降られて濡れたので、タオルで丁寧に水気を拭き取ってから、吊るしてシワを伸ばしておきました。 でも、着物の上

          着物のメンテナンス。細かい手仕事の楽しみ。

          東京大茶会2024が10月26日・27日に開催されます。

          秋も深まりつつある10月末、東京都中央区の浜離宮恩賜庭園にて、東京大茶会が開催されます。 茶席は事前申込制で、すでに締め切られてしまいましたが、屋外でお茶をいただく野点の席は当日販売のチケットがあります。 浜離宮は徳川将軍家の鴨場、接待用の別邸や茶室があった歴史ある史跡だけあって、自然の景観を生かした名庭園です。 東京湾の海水を引き込んで池を巡らせているのは、将軍家にゆかりのある庭園ならではの豪華さ。広い庭園を散歩して、お菓子と抹茶をいただくのは、のんびりとした週末になるか

          東京大茶会2024が10月26日・27日に開催されます。

          NHK大河ドラマ「光る君へ」、一条天皇崩御の辞世の句が気になる。

          日曜日のお楽しみはNHK大河ドラマ「光る君へ」。 豪華なセットや衣装は眼福、役者の芝居も素晴らしく、シナリオも冴えている出色の出来のコンテンツです。 視聴率は10%を割っていますが、オンデマンドではしっかり視聴数を出しているとのことで安心しています。 このドラマ、役者のハマりっぷりがさすがキャスティングに強いNHK。 一条天皇役の塩野瑛久さんはオーディションで選考されたそうですが、 帝の役を演じるにはキャリアが浅いと判断されてもおかしくないのに、抜擢した人の眼力が素晴らしい

          NHK大河ドラマ「光る君へ」、一条天皇崩御の辞世の句が気になる。

          秋の着物コーデ。写真でクローゼットを作りました。

          やっと袷の着物でも汗ばまない季節になりました。 着付けの自主練の成果を見せるチャンス!と大喜びしていたのに、羽織る物がないとうっすら寒い。 せっかくの帯が隠れちゃうんですけど… 道行は採寸して仕立てないと格好よくならないので、まずはストールをして寒さ対策をしなくては。 普段はTシャツとパーカー、レギンスで投げやりな格好をしている私。 このままよそ行き着にするわけにはいかず、かといってスーツを新調するのもなあ、と考えた結果、 「着物を着るのが一番コスパ良好」 という結論に至り

          秋の着物コーデ。写真でクローゼットを作りました。

          杉浦日向子さんのこと。現代と江戸の絵師が描く江戸、「百日紅」

          江戸時代の時代考証家で絵師、漫画にテレビ、多彩に活躍されていた杉浦日向子さんが亡くなられて何年経つでしょうか。 天才漫画家として、江戸時代を舞台にした作品を描き続け、体調を崩してからも文筆活動を精力的にこなす多作の人でした。 私が日向子さんを知ったのは、NHKのコメディー時代劇「お江戸でござる」がきっかけ。 穏やかな口調で江戸を語る、着物の人というイメージ。 現代人、しかも若い女性なのに、やけに江戸時代に詳しくて、しかも断定的にきっぱりと語るのが印象的で、 「いったい何者な

          杉浦日向子さんのこと。現代と江戸の絵師が描く江戸、「百日紅」

          着物ファン歓喜の1冊「主婦の友100年きもの宝典ーきものの花咲くころ、再び」

          まめに着物の着付けの練習をした甲斐があって、名古屋帯のお太鼓なら自分で形にできるところまで辿り着くことができました。 100%洋服育ち、和事のお稽古で着物を着る機会がなかった昭和生まれでも、なんとかなりました。 回数をこなせばなんとかなるものですね! 次のステップ、というほどではないけれど、もっとおしゃれに、もっと様になる着こなしを目指したい。 そんなわけで、着物についてもっと詳しくなるため、狙いをつけたのがこれです。 主婦の友100年きもの宝典ーきものの花咲くころ、再び

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          「生誕100年記念 人間国宝 志村ふくみ展 色と言葉のつむぎおり」滋賀県立美術館で開催中。

          「生誕100年記念 人間国宝 志村ふくみ展 色と言葉のつむぎおり」 2024年10月8日から11月17日まで、滋賀県立美術館にて開催中です。 天然の素材を使って紬糸を染め、機織りをする。この世に一枚だけの、物語性を持った着物つくりをしている志村ふくみさんの展覧会が開催中です。 美術館の収蔵品や個人蔵の作品、資料も含めて80点を超える展示品がありますので、個人の作家の展覧会としては規模が大きい。 故郷の滋賀県、琵琶湖の情景にインスピレーションを得た作品や、ライフワークの「源

          「生誕100年記念 人間国宝 志村ふくみ展 色と言葉のつむぎおり」滋賀県立美術館で開催中。

          着物で茶道のお点前をしてみました。着物美人への道は体育会系です。

          ご機嫌よろしゅうございますが、今日はわたしは機嫌がよくないです。 なぜなら、着物で優雅にお茶を立てたかったのに、 グギギ… と四苦八苦してしまい、まったく美のかけらもなかったからです。笑 イメージ ↓ わたしがやりたいのは、 でも、実際にやってみると、 足が痺れて立てない フリーズ がさつ はんなりした着物が似合わない 減点が多くて、どこへ向かおうとしているのかわかりませんが、やると決めたからには茶名拝受に辿り着きたいのです。 なにが問題なのかをはっきりさせて、

          着物で茶道のお点前をしてみました。着物美人への道は体育会系です。