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お茶の本場京都で茶会体験。
茶道の稽古を始めて2年、お点前だけが茶道じゃないぞということで、京都に
「お茶漬け」
の旅、もとい、
「お茶のルーツと文化を知る」
大人の修学旅行に行ってきました。
まったり、はんなり要素はゼロ。
朝9時から夕方6時まで、みっちり予定を詰めてウォーキングとレンタサイクルで動き回るハードワークです。
せっかくなら、よりディープに体験したいので、今回は宇治の中村藤吉本店で表千家、京都河原町の蓬莱茶舗で石州流のお茶に寄らせていただきました。
敷地内の湧水でお茶を点てていただきました。
まろやかで美味しいお水でした。
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蓬莱茶舗の会は、茶道コミュニティのメンバーの方が主催するイベントに混ぜていただきました。
稽古を付けていただいているのは遠州流ですが、なぜか別流で茶会デビュー。
頭を低く謙虚な姿勢で押しかけてきました。笑
京都はお茶の本場だけあって、毎週どこかで月釜・茶会があります。
2時間ほど時間があれば、よりディープな体験ができますので、ぜひお運びください。
美術館主催の茶会は、蔵出しの茶碗が登場しますので、骨董付きの方には狙い目かと思います。
私は建仁寺の四頭茶会に行きたい!
やはり茶道のルーツといえば建仁寺ですよね。
そして茶会に行ったら、会記を残さないとお茶漬けの旅の意味が半分になってしまいます。
目をカメラにするつもりで映像を脳に記録して、なんとか再現しようと試みましたが、どうしても全部は覚えられませんでした。
特に、所有者や作家の名前はきれいに抜けますね…
2025年1月26日 宇治 瑞松庵
掛け物:松無古今色
茶杓:好日
茶花:西王母
茶碗:萩焼、朝日焼
干菓子:兎落雁
客間には勝海舟の書で「茶煙永日香」。
薄茶器と釜の銘は忘れた...
2025年1月29日 京都河原町 蓬莱茶舗
掛け物:雲破月来池
茶花:水仙
建水:輪島塗
茶杓:布引
薄茶器:石州好赤塗次郎棗
茶碗:赤楽
主菓子:おかめ薯蕷饅頭
干菓子:おみくじ煎餅、落雁
水差しは朝鮮で焼かれたものと伺いました。
平たい甕状の形で、表面に縄目のような押した跡と白い釉薬がかかった品でした。