笑顔の力 ~信頼を築く小さな一歩~
とある管理職の方がコーチングセッションで打ち明けました。
日本人は感情表現が控えめだとよく言われますが、鏡を見る毎日の習慣で、自分の表情を意識することはありますか?
特に"笑顔"です。
無意識に怖い顔をしていないか、チェックしてみましょう。
◎笑顔の意味と国際的な違い
海外生活が長い方から聞いた話では、ニューヨークのような都市では、女性がバーで"笑顔"を見せることが自己防衛上危険な場合があるそうです。
一方、私が出会った多くの人々は、知り合いであろうとなかろうと、目が合うと"笑顔"を交わします。なぜかと聞くと、これは「私は敵意がありません」というサインなんだそうです。
◎笑顔の力とその習慣化
子どもは1日に400回笑うと言われています。
しかし、大人はたったの15回*だそうです。
人とコミュニケーションを取らない環境では、もっと少ないのではないでしょうか?もしくは、笑うことができない環境など…
そう考えると、15回よりも少ないことのほうが多いと思います。
それにしても、15回とは、少なすぎませんか?
思っている以上に、しかめっ面をしているのかもしれません。
さて、皆さんは普段どんな表情なのでしょうか??
先ほどの管理職の方は、まず最初にこんな取り組みをしました。
毎朝鏡に向かって支度をする際、口角を指で押し上げて、笑う顔を作りました。最初は、自分が思った以上に頬の筋肉の使うのだと驚き、しばらくは筋肉痛だったそうです。いかにこの筋肉を使っていなかったかに愕然としたそうです。
そうなんです。
笑顔を作る際のポイントは、感情とは別に、口角を鍛えて頬を上げることです。感情ではなく、筋肉を動かすかどうかの問題です。
ですから、"笑顔"が苦手な人は、口角を上げることから始めましょう。
この管理職の方は、毎日繰り返し、1ヶ月が経過するころ、自然とできるようになったようです。それから、さらに3カ月が経過したころ、部下社員の方からこういわれたそうです。
コーチングスキルを学び実践しても、なかなか信頼関係構築がうまくいかないと悩んでいたこの方にとっては、これまでになかった気づきでした。いくらスキルや知識があっても、肝心の信頼関係構築ができていなければその効果は半分以下だったのです。
コミュニケーションを取っていても、なかなか関係性が築けたと実感できないこともありますね…
そんな方はぜひ"笑顔"にチャレンジしましょう。
◎笑顔の社会的影響
今度は対象を変えてみます。
なぜアイドルはいつも"笑顔"なのでしょうか?
これは、人を相手にするとき、"笑顔"が最大の武器になると知っているからです。こちらが"笑顔"でいれば、それを見た相手は安心して心を開いてくれます。こちらが冷たそうな表情をしていれば、相手は身構えてしまいます。
以前、アイドルをやっていた方とお話したときのことで印象的だった言葉があります。
こんな言葉を思い出しました。
難しいことは考えず、まずは形から入りましょう。
とりあえず"笑顔"の人になれば、自ずと楽しいという感情が生まれてくるはずです。
人は、誰かと一緒だと30倍も笑いやすくなるそうです。雑談はまさにこの環境にあります。
言っていることは理解できますが、そう感じるのはなかなか難しいですね…
そんなときは、こう考えるとどうでしょうか?
好きな人に花を1本、または、何か自分にとって大切なものや特別なものを手向けられたとき、思わずうれしい気持ちになり、自然とうれしい表情をしていませんか?
対面でのコミュニケーションだけでなく、Zoomなどのオンラインツールを使ったコミュニケーションも依然として多いです。このオンラインの場面こそ、特に"笑顔"を心がけたいものです。思った以上に、冷たい印象で伝わっていますよ。作り笑いでもいいから、"笑顔"で話してみませんか。
"笑顔"の大切さを再認識し、日々の生活に"笑顔"を取り入れてみてください。"笑顔"は、相手との信頼関係を築く第一歩です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、"笑顔"で素敵な一日をお過ごしください!
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