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入賞して落選した、noteコンテストと私の話
小学2年生のとき。図工の授業で書いた絵が、区のお絵かきコンテストで入賞した。
カラフルすぎる背景に、黒い大きな魚を書いた絵。区民ホールに入賞作として飾られた自分の絵を見に行ったんだけど、なんだか照れくさくて、でもすごく嬉しかったのを覚えている。
だけどそれ以降、「コンテスト」という存在とは無縁の人生だった。
魚の絵だって、授業の中で書いただけであって。自分の意思でなにかを創ることは、人生でまったくなかった。
お絵かきコンテストから20年近くが経ったいま。noteに出会ったことがきっかけで、コンテストに応募する機会ができた。今度は自分の意志で創作をして、応募している。
先日、藤原華さんの自主開催コンテスト「なぜ、私は書くのか」で、優秀賞をいただいた。すっごく嬉しい!!
テーマを見た瞬間「いま、絶対に書きたい!」と思った。書くことで生活も心も救われたことを、文章として残しておきたかったから。
自分にとってもすごく大事な記事になったんだよね。
コンテストのおもしろいところは、自分だけじゃ生まれなかった文章に出会えること。今回のテーマがなければ、この記事は書けなかったわけで。
心を動かすテーマを考えた人がいて、それに惹かれた書く人がいて、そこで生まれた化学反応が言葉になる。すっごく運命的で素敵じゃない?
テーマに導かれて書く、そんな出会いと体験ができたいい機会でした。
読んでくださった方、スキを押してくださった方、本当にありがとう!!励みになったし、書いてよかったです。
そして今日。「創作大賞2024」の中間結果発表。
みんな、もう見た?わたしはちょうどいま見た。通知がない、名前もない、ということは落選決定。
実感した瞬間に、noteの投稿画面をひらいた。
絶対にこの気持ちを、言葉にして残さねば!!この感情を新鮮なまま閉じこめて、これからのエネルギーにせねば!!そう思った。
この切り替えの速さと、考えるより先に文章を打ち始めてしまう勢いのよさ。そんな自分のことは、けっこう好きだ。
落選が決まったら「もっとこう書けばよかった」って後悔するかなあと思ってたんだけど、意外とそんなことなくて。
当時は本気で向き合って書いたし、何度も見なおしては修正したし、いま読んでも「いいじゃん!好き!」って思う。
ネガティブ族のわたしが、こんなふうに受け止められるなんて。自分自身がいちばん驚いている。
もちろん悔しさはあるよ!やっぱりあの中に並びたかった!!うらやましい。読まれたかった。見つけてもらいたかった。
記事を書いた瞬間から今日の結果発表をひらくまで、「もしかしたら」って気持ちが消えなかった。祈るような毎日だった。
でもね、やることはやったって認めたいし、挑戦した自分のことを褒めたい。
なにかを創るってさ、すごくエネルギーをつかうよね。たかが文章じゃないんだよ。自分の人生とか感情とかを言葉にするって、すごくつかれる。公開する瞬間は、すごくこわい。
だけどやっぱり、どうしたって書くのが楽しいんだよね。自分の書いたnoteは、ぜんぶ大切な作品だと思ってる。わたしの歴史にもなるし、もしかしたらだれかにとっての特別になれるかもしれない。
今週末の三連休で、時間をかけて受賞作品をゆっくり読みに行こうと思う。書くのも好きだけど、読むのも大好き。楽しみ〜!受賞者のみなさま、本当におめでとうございます!
いくつか読んでみて気がついたんだけど、2〜3年前に投稿された作品もあれば、noteを始めてたった1つだけ投稿した作品が受賞していたりもして。
っていうことはさ、いままで書いた作品たちの中から、とっておきを選んで来年の創作大賞に応募することもできるし。これからnoteを1記事だけ書いてみようかな、って人にもチャンスがあるわけで。すっごく夢あるよね。
ほかにも、noteで開催しているコンテストには、定期的に参加してる。
やっぱりわたしはテーマがあるほうが書きやすいし、予期せぬ文章が生まれるから、noteコンテストが好き。参加費はタダだし!
あとさ、大人になって「なにかを目指す」っていうのが久しぶりすぎて、単純に楽しかったんだよね。部活みたいな感覚。仕事での目標を追うのとも違う。
書くことって基本的にひとりぼっちだけど、コンテストに応募するnoterさんはたくさんいるわけで。コンテストっていう形式上、ライバルにはなると思うんだけど。どっちかっていうと、同士みたいな感覚。
「いい文章だな〜」「この視点おもしろいな〜」って、感動したり刺激をもらったりしてきた。だからわたしもがんばってみたい!って思う。この感覚がたまらない。
▼創作大賞2024 応募作品
こうしてこのnoteにたどり着いて、最後まで読んでくださること。あたりまえじゃないし、すごく特別なことだと思ってる。
心より、愛と感謝をこめて!
コンテストに挑戦した方、本当にお疲れさまでした!おいしいものを食べて、たくさん寝ようね。
コンテストを見守ってくださった方、いつも優しさに励まされています。ありがとう!
いつかコンテストに参加するかもしれない方、どこかであなたの文章を読めたら嬉しいな。
さて、次はなにを書こうか。
またね。
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