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わたしのnoteは、色でいうとグレーである


「文章を発信する」って、キラキラしたものでないと意味ないって思ってた。

明るくてポジティブな文章が、なによりも人を惹きつけるんだと思ってた。

でもnoteにおいては、そんなこともないらしい。




わたしだって本当は、明るくてポジティブな記事をたくさん並べたnoteを
つくる予定だったのだ。色で言うとパステルイエローみたいな。

だけど、自分の経験や感情からどんな記事が書けるのかを考えたとき、パステルイエローなテーマが少しも浮かばなかった。

わたしがいまリアルタイムで書けるのは、「葛藤」とか「憂鬱」とか、そんな話ばかりだったから。このワード、画数も多くて見てて疲れるね。



そもそもさ、ポジティブな気分でないときに、ハッピーな記事を書けるわけがないんだよね。テンションって文章にでるし、読んだ人に伝わると思ってる。

だから、自分をよく見せようとするのをやめた。できたこと、できないこと、素直に書いてみようって決めた。

「怒り・欲望・悲しみ・嫉妬」とか、ぜんぶそのまま文字にしてみようって。その中でたまに書く希望のほうが、よっぽど価値があるかもって。




わたしのnoteは、色でいうと「グレー」だ。

曖昧でどっちつかずの色。基本的には淡々とありのままの経験や感情をしゃべっているけど、ときには思いっきり黒い感情を残したりもする。

オチがなく、解決しないことも多い。自分なりの、自分勝手すぎる結論に無理やり持っていくこともある。全方位に好かれる文章ではないと思う。


でも人生ってさ、白黒つけられることばっかりでもないじゃん。「あ〜どうしよ〜」みたいな期間が圧倒的に多いし、たくさんの選択肢を行ったり来たりしながら悩んだりして。

そういうモヤモヤを自分の言葉で発信してたらね、意外と共感してくれる人が多くて。なんなら応援してくれる人にもたくさん出会えた。たくさん人がいるnoteだからこそだよね。

別にキラキラした文章だけを読みたいわけじゃないよって、みんなに教えてもらった。




わたしには、パステルイエローな文章を書くことはできないけど。パステルイエローな文章を書ける人は、グレーな文章を書くことはできない。

だからわたしは、曖昧なグレー色である自分のnoteが、結構好きだ。

すべての記事が自分にしか書けない大切な作品だし、だれにも調合できないカラーがあるから。


この考えが根底にあるからこそ、だれかのnoteを読みにいくのも楽しい。

パステルイエローやビビットピンクなnoteに元気をもらうし、漆黒なnoteに出会うと刺激を受ける。グレーやベージュのnoteは、仲間感があって落ちつく。




「みんなちがって、みんないい」なんてありきたりかもだけど。それ以外の言葉が見つからない。

自分の色で書くnoteこそ、書いていて気持ちいいし、読んでいて惹かれるから。


またね。



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