市内RPG ⑦火の呪文
「どーなの?魔法使える?」ぼくとヤスはヒラに尋ねた。ヒラは、魔法使いになったのだ。なったのかな、市役所に登録しただけで。
「いやー、やっぱり練習と登録がいるみたいでねー」ヒラが言った。
「どうゆうこと?」
「魔法はイメージと呪文と効果登録が必要らしいんだよ。ケータイがキー局になってる。例えば、火の魔法をイメージする。イメージはケータイを通して現実の効果がつくられる。つまり、目の前に火がつくられる。さらに、呪文によって発動する。火が魔物に向かって放たれるらしい。レベルアップの