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寝る前のホットミルクはNG

寝る前にホットミルクを飲むのはやめましょう。

寝る前のホットミルク説が流れた理由は
牛乳には睡眠ホルモンのもとである
トリプトファンが含まれているからです。

トリプトファンが睡眠ホルモンに
変化するには14~16時間かかります。

寝る前にホットミルクを飲んでも
すぐに睡眠ホルモンになるとは
到底考えられません。

さらにトリプトファンだけでなく
ビタミンやミネラルも合わさって
睡眠ホルモンができます。

ホットミルクは寝る前の快眠対策としては
さほど効果は期待できないのです。


他にも、牛乳は日本人の約80%の人が
相性が悪いというデータもあります。

日本人の80%は乳糖不耐症と言われています。
牛乳を分解する酵素がうまく機能しなかったり数が少ないのです。

そのため、小腸で消化吸収されないまま
お腹がゴロゴロ鳴ったり痛くなったりして
ひどい場合は下痢を起こしたりする人も
少なくありません。


ちなみに、一説によると
インド人は50%、ヨーロッパ人は30%、北欧人は3%に乳糖不耐症がみられるそうです。

人種や育った環境や地域によって
牛乳との相性はずいぶんと変わります。

中でも日本人は特に、
牛乳との相性が悪い人種のようです。


そもそも牛乳が合わないのであれば
寝る前にホットミルクを飲んでしまうと
睡眠ホルモンを出すどころか
80%の人は良くない状態で
眠ってしまうことになります。

かえって睡眠の質を下げてしまいかねません。


寝る前に飲むのは、
コップ1杯の常温のお水をオススメします。

人は寝ている間に約200ccほどの水分を失います。

寝る前にその分の水分を補給しておくことで
体内が乾きづらくなります。

水を飲むと体内の熱が放出されて
体温が下がるのを助けてくれます。

スムーズに体温が下がると
寝つきも良く、熟睡度も高まります。

寝る前のお水は
夏は熱中症の予防にもなります。
睡眠中も熱中症にはなりますので予防が必要です。

クーラーをかけるほどではないけれど
寝苦しい夜は枕元にペットボトルの
お水を用意しておくのも良いですよ。


こども睡眠カウンセラー協会
ジュニアマスターカウンセラー
親と子どものための睡眠専門家
椎葉ゆう子


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