大切な人へ、最後の贈り物のお手伝いが出来る仕事
友達であり、人生の大先輩であり、優しくてカッコ良くて、面白い私のおばあちゃん。
88歳の米寿を前にして永眠しました。
とにかく普通の事が嫌いで、好奇心旺盛、
でも周りの事に敏感で様々な事について深く考える、身内では特に私と祖母は仲良しで、二人で旅行に行ったりご飯に行ったり、コロナが流行る前年には85歳でしたが、一人で東京に遊びに来てくれる位に元気でした。
祖母もまた時に大胆、その反面とても敏感な感覚を持っているHSS型HSP気質でした。
私も自分自身がHSS型HSP気質だと確信したのが約2年前の事だったので
それについては話したことはないのですがいつも私たちは似てるねと言い合っていたのを覚えています。
そんな祖母にぴったりの花、濃い紫のカラー。
いくつになっても一人凛と生きていた祖母へ贈りたかった。。
そして9月9日「重陽の節句」前だったのもあり素敵なマムもみつけ、
アレンジに組み込みました。
斎場の方々からも「素敵なお供えのアレンジですね」と言っていただけて
祖母も喜んでくれているような気がしました。
どんな時でも褒めてくれて、私の一番の味方、理解者でしたし、
そして、何より祖母と一緒に居ると私は私でいいんやなって自分を認めてあげられる、自己肯定感が上がるとでも言うのでしょうか。そんな気持ちになれていました。
これからは、いつも見守ってくれていると思うと心強いなと思いますが、
あのガハハハッとしたこっちまで元気のでる笑い声が聞けないのが
寂しいな。。
感謝と尊敬と思い出、、沢山の気持ちを込めてゆっくり祖母の横で作らせてもらえたので私の心を整理する為の大切な時間となりました。
店舗で働いていた時もそうですが、お祝いのお花をお作りするのはもちろん
葬儀の際に使う花束やアレンジメントのご依頼は特に気持ちが入ります。
その方への最後の贈り物になる訳ですもんね。。
私がいつも意識していたのは、いかにもお供えのお花という感じの仕上がりではなく、
やはり少しでもその方のイメージに近く、出来れば好きなお花を
入れて差し上げたいなという気持ちで臨んでいます。
今回使ったお花は最後に全部棺の中に入れて天国まで持って行ってもらいました^^
アレンジメントの中にユーカリのポポラスも使ったのですが、ポポラスの葉はドライにしても綺麗なままの💚ハート型の可愛い葉っぱです。
棺の中に入れる際、形見としてお守りとして
一枚ちぎってポケットに忍ばせました。。。
おばあちゃん、いつもありがとう。
また会える日までバイバイ。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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