【book】MISSING 失われているもの 村上龍/新潮社
父が定年退職し、その後の再雇用も終え、5年ほどたったのだが、メンタルが不調だ。仕事では、輝いていた人だったと聞いている。今は、怪我で、趣味だった、というか、生きるためのルーティーンだったランニングもできなくなり、近くのコミニティもなく、気持ちが沈んでいる。酒関連で少しトラブルをおこし、母も少し疲れているようだ。
村上龍は私が20代前半のころからずっと読んできた作家だ。若い頃の作品にはとても刺激をうけ、自分を鼓舞し、ともに生きてきたように感じる。作品に登場する人物もだんだん年