【book】アンソーシャルディスタンス/金原ひとみ
短編集だが、それぞれがやばい。
生き抜くために、なにかに依存する時期があって、あるいは、すべての人がそうかもしれない、と思う。
アルコール依存/整形依存/不倫依存/推し依存?/セックス依存
それぞれが、ストレスを消化するために、なにかに依存をして、そして人生の局面を生き抜いていく。著者はそれを肯定したいんだと、思った。
世の中的にみて、全うとは言えなくても、それでいい。
コロナというインパクトのもとにおいて、生き方が変わるシーンがあると思う。生産的であれ、非生産的であれ。
未来が見えなくとも、今日一日を生き延びたことを肯定することを、自分も他人においても認めてあげたい。