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佐野元春

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佐野元春の詞(詩)について感じたことや考えたことを書いています。
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『今、何処TOUR 2023』感想(ネタバレなし)

『今、何処ツアー』静岡公演に行ってきた!いやー最高だった!魂ぶち上りました!!! ~『今…

佐野元春との2度の出会い

さいきん佐野元春について知ったふうな口を叩いている「河合須弥」とかいう馬の骨佐野元春の詞…

猫をさがしていた(朝が来るまで)

夜勤の施設警備員をしていた頃のおれは、毎日が無味乾燥で平坦だった。 退屈を気にしない人間…

【楽曲紹介】仮面の下にある“当たり前”を忘れないために【佐野元春】

おれたちは、もはや自覚ができなくなるくらいに、四六時中深々と仮面を被っている。 仕事で求…

【楽曲紹介】欺瞞的クリエイティブ職と市場原理主義社会【佐野元春】

先日、ある映画の感想に紐づけるかたちでこのようなツイートをした。 要するに“クリエイティ…

【楽曲紹介】優しい闇のリアリズムがあったからこそ、おれは正気を保って生きてこれた…

20~23歳にかけてのおれは、ほとんど“無敵の人”一歩前だった。 大学受験から逃げ、新卒での…

【楽曲紹介】ドアを叩く誰かの到来を知ったその瞬間、君は炭酸ジュースの劇薬に気づくことになる【佐野元春】

これまで4回にわたって、ニワカのくせに知ったふうな口を叩きながら佐野元春の詞(詩)を解釈してきた。というか、それらしいフレーズを羅列して無理やり何かにこじつけてきた。 その理由は、佐野元春の紡ぐ言葉に不可思議な引力を感じており、その言葉の芯をとらえて何とか自分なりに言語化したいと思ったからだ。 しかし実のところ、早くも第五回でこのような試みが挫折した。 先輩リスナーたちがとうの昔に通過し、感じ取ってきたことかもしれないが、佐野元春の詞(詩)には、表面的な頭の解釈では到達

【楽曲紹介】限りなく近くて果てしなく遠い君の美しさに、おれも心奪われて泣きそうに…

今さらなにを言う、と思われそうだが、佐野元春の書く詞(詩)はとても美しいと感じる。でもお…

【楽曲紹介】沈みゆくネイションで魂をぶち上げる、それが若者の仕事だとおれは強く信…

約5年前、年齢の近い女の子(当時20代前半)に、好きなミュージシャンは誰かと訊かれたことが…

【楽曲紹介】刹那はヴァギナ、それってもはや神話の域じゃないか!【佐野元春】

前回、3月13日は佐野元春の誕生日だったという話をしたが、調べてみたら、アルバム『ZOOEY』(…

【楽曲紹介】自分をゼロにしないための「楽しい立てこもり」【佐野元春】

3月13日は佐野元春の誕生日だったそうだ。なので、あまり詳しくはないが佐野元春について自分…