【楽曲紹介】ドアを叩く誰かの到来を知ったその瞬間、君は炭酸ジュースの劇薬に気づくことになる【佐野元春】
これまで4回にわたって、ニワカのくせに知ったふうな口を叩きながら佐野元春の詞(詩)を解釈してきた。というか、それらしいフレーズを羅列して無理やり何かにこじつけてきた。
その理由は、佐野元春の紡ぐ言葉に不可思議な引力を感じており、その言葉の芯をとらえて何とか自分なりに言語化したいと思ったからだ。
しかし実のところ、早くも第五回でこのような試みが挫折した。
先輩リスナーたちがとうの昔に通過し、感じ取ってきたことかもしれないが、佐野元春の詞(詩)には、表面的な頭の解釈では到達