【インバウンド】「ぶっかけうどん」に隠された世にも恐ろしい秘密
「ぶっかけうどん」を…知っていますね?
皆さんは「ぶっかけうどん」は好きですか?私はそもそもうどんが好きだし、ぶっかけにするとコシも保たれるので大好きです。日本では市民権を得ているぶっかけうどんですが、外国人に仰天される秘密が隠されていることをご存知でしょうか…(今回はやや下ネタを含みますが、下ネタだからこそ、外国人客を相手にするうどん店の関係者にはぜひ留意しておいてほしいと思います)。
「Bukkake」と聞いて外国人が連想するモノ
私が台湾に住んでいたとき、初めて会った欧米人が私のことを日本人と知ると、おどけて「Bukkake, Bukkake! Yeehah!」と話しかけてくることがありました。そのときは「ブッカケ?」と思っていましたが、よく聞いてみると、日本のアダルトビデオの「顔射」を、英語ではこう呼んでいるそうです。
日本のアダルトビデオは世界を席巻?していますから、日本人を見て、もともと欧米になかった「顔射」文化を思い出したというわけですね。初めて会った日本人へのあいさつ?になるほど、「Bukkake」は欧米人(の男性)の間に浸透しているということでしょう。
ネット上にもたくさん…
それであるとき、ふと「ぶっかけうどん」がどう英訳されているのか、ネット上で調べてみることにしました。すると、「Bukkake Udon」と訳された結果がうじゃうじゃ出てくる…。いいですか、「顔射うどん」ですよ!
ちなみに、丸亀製麺はさすがに大手、「Bukkake Udon」を「B.K.」と縮めて表記しています。おそらく現地スタッフから指摘があったのでしょう(別に略称にせずに、「◯◯ Udon」みたいな他の言い方を考えればいいのではとも思いますが…)。
台湾ではどう訳されているか
では、ぶっかけうどんは、台湾ではどう訳されているのでしょうか。台湾で数多くの店舗を展開する丸亀製麺のウェブサイトを見ると、
「濃湯烏龍麺」(濃いスープのうどん)と訳されています。濃いめのスープを少しだけかけたうどんという意味でつけたのでしょう。普通で良かった…。
日本人は、自分たちがよく知らない外国語への翻訳には、どうも無頓着になる傾向があるのではないかと感じています。もし外国語から日本語への翻訳で「顔射うどん」と受け取られる可能性のあるメニュー名があれば、日本側でそのまま認められることは決してないでしょう。外国語への翻訳にも同じように留意する必要があります。日本人の外国語音痴がよく表れた例だと言えるのではないでしょうか。
「ぶっかけうどん」には、英語圏出身のスタッフをまじえ、ぴったりした英訳がないか、検討してみるのがいいでしょうね(女性スタッフの場合、そもそも聞いたことがない可能性がありますから、上記の事情を説明しましょう。下ネタだからセクハラになる?いや、下ネタだからこそ、放っておくと大変なんですよ!)。