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記事一覧

書評:『都市に映える大リーグ野球』宇佐見陽 (著)、彩流社、2024年

本書をノスタルジックなアメリカの「スポーツ文化史」と思って手に取ると肩透かしを食らうだろ…

Yosuke Kojima
3か月前

ヤンキース、なぜ2連敗をすると厳しくなるのか。確率論からの答えーワールドシリーズ…

ドジャースは、2連勝によってチャンピオンシップを手元に手繰り寄せた。最後に、2連敗から4…

Yosuke Kojima
3か月前
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ワールドシリーズ第2戦の見どころ(補)ー山本由伸の配球について

第2戦の先発は、山本由伸である。キーとなる。昨夜、6月に行われたヤンキース戦のデータを見…

Yosuke Kojima
3か月前
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ワールドシリーズ第2戦の見どころー山本先発。投手戦となるだろう。

Three Times Penalty Rules 改めて述べるが、ピッチャーとしてはワールドシリーズの序盤は上…

Yosuke Kojima
3か月前
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なぜ大谷は1番打者なのかー打順をいじっても総得点は変わらない。

あなたが、いくらセイバーメトリックス(データ分析)が「野球オタク」の趣味で実用性がないと…

Yosuke Kojima
3か月前
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ワールドシリーズ初戦の見方ー同じピッチャーなら3打席あれば打てる。Three Time Pen…

今回、初めてワールド・シリーズ序盤を観る方に幾つかのポイントを上げておこう。1番大事なの…

Yosuke Kojima
3か月前
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走塁王 大谷翔平ー大谷の走塁力の進化、キーはリードの距離にあった

ここまでのポストシーズン ポストシーズンになって、大谷は1度しか盗塁を試みていない(アウトになったが。)44打席中9回、2塁が空いた状態で1塁に出塁している。レギュラーシーズンでは、平均10打席に1回、盗塁を試みているので、データ上は4回は試みているはずだ。 なぜかは大谷に聞かなければ分からないが、私見では大谷の後を打つ選手の打撃が良くなってきたため、リスクを冒さなければならない状況が改善したからだろう。前回、書いたとおり、盗塁は成功率が70%以上で、ぎりぎり元が取れる

得点王 大谷翔平②(補)ー大谷の盗塁がなければ、ドジャーズは地区優勝できていなかっ…

前回は、なぜ大谷の得点数が増えたかを盗塁数の増加により説明した。ここでは、逆に大谷がなぜ…

Yosuke Kojima
3か月前
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得点王 大谷翔平②ーなぜ、大谷の得点は増えたのか。キーは盗塁数の増加だ。

前回まで 前回は、大谷選手が「得点王」であることを指摘した。そして、アメリカではデータ…

Yosuke Kojima
3か月前
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得点王 大谷翔平①ー野球におけるオフェンスとディフェンスとは?

大谷の得点力 今年、大谷翔平選手がAL(アメリカンリーグ)とNL(ナショナルリーグ)の両方…

Yosuke Kojima
3か月前
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スポーツデータを理解する要点ーファンが使うのか、選手が使うのか。書評『よくわかる…

良書である。一通り知っていて損はない「データ」が、載っており、論理的に整理された順番で「…

Yosuke Kojima
6か月前
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大谷の「50-50」達成試合は341年に1回の試合だった。アメリカのメディアの言説を検…

ドジャーズ 大谷翔平選手の「50‐50」を巡るアメリカの言説 日本のメディア空間にいると分か…

Yosuke Kojima
4か月前
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追悼 ピート・ローズ4256本安打の男ー書評 Sokolove,Michael,”Hustle”,SIMON & SCHU…

はじめに 2024年9月30日、現役生活24年間でMLB前人未踏の4,256本の安打を打ったピート・ロー…

Yosuke Kojima
4か月前

なぜドジャーズの1番から5番はホームランバッターなのかー SNSが生み出した打線。ハイライトを売る。

大谷選手がワールド・シリーズに出る。しかも、ドジャーズのユニフォーム着てだ。相手はヤンキース、全国的な人気を誇るチームである。これは、MLB界にとって、ここ数年で一番のトピックである。 残念ながら、かつて「ナショナル・パスタイム(国民のエンターテインメント)」と呼ばれたMLBは、現在では「ローカル」なものとなってしまった。それは、我々のスポーツを観る方法が変わってしまったからである。 私は、旧世代の人間であるので、スポーツを観戦するときは、よほどの点差が開かない限り、試合