「Open Storage 2021 ―拡張する収蔵庫―」
千鳥財団株式会社が大阪の港街、北加賀屋の名村造船所大阪工場跡地を中心に保有する倉庫や空き家を文化や芸術に役立てるプロジェクトの一環でMASKが立ち上がりました。制作しても物理的な大きさで縮小しなければならないものや、解体せざるおえない作品をこちらで保管し、さらに制作もできる場所がMASK [MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]です。
倉庫は不定期に一般公開されます。今回は「拡張する収蔵庫」をテーマに一般公開されました。
ヤノベケンジさんのジャイアントとらやんが中之島美術館に寄贈されます。美術館では火が噴けないので火を噴くとらやんの最後のお披露目を見に行ってきました。
トラやんとドラゴンはこれでもかっ!というぐらい火を噴きまくりヤノべさんもパフォーマンスをトークで煽っているのが面白かったです。
久保田さんの船が回ったり、金氏さんの箱から煙が出るのは地味でしたが、宇治野さんの軽快な音楽で場の雰囲気を盛り上げて、やなぎさんのご開帳は煌びやかでした。
大型作品は作ったのはいいがその後は解体されることがほとんどで残ることがありません。しかしMASKがあるおかげで作家たちは大型で仕掛けのある作品が発表後も残ることが重要と話されていました。
最近の新作でこういった物理的な大きさ、機械的な仕掛けのある大掛かりな作品は見かけないと思いました。
作家の想像は無限大に表現してほしいです。