URLが持つ意味【ドメイン編】
お世話になっております。 食×IT 複合作家の内田です。今回はITの話なので、食のお話を楽しみにフォローいただいてる皆様には、ジャンルが違いすみません🙇♂️
今回はURLのドメインについてのお話です!
前回はURLのプロトコルについて語らせていただきました。まだ、お読みになられてない方は、是非こちらも読んでみて下さい!
カテゴリ:
#yossytech_ITの基礎知識
まずは用語のお話
例えば以下URLの場合、ドメインと呼ばれるのは緑と水色の部分だけを指します。
ドメインはドットで区切られていて、後の部分を「トップレベルドメイン」と呼び、後ろから2番目にあるものを「セカンドレベルドメイン」と呼びます。
例えばよくある例でいいますと、このタイプをよく見かけると思います。
この場合、例えば「yossy.co.jp」の場合はこういう風な呼び方になります。
要は、単純に後ろから数えて何番目になるかを見ればよいのです。
ちなみに、トップレベルドメインは「TLD」という略語で表現される事が多く、初級ITの資格試験でも、この表記が使われていたようです。
住所はドメイン
「URLは住所」という覚え方が一般的ですが、実際にサーバーの場所を表しているのは、URLの中にある「ドメイン」の部分となります。
https://yossy.tech (太字部分がドメイン)
でも、これをもう少し厳密に言うと、住所にあたるのは「IPアドレス」なんです。
結局どれが住所なの?
あれ?そうなると、どれが住所になるの?
この説明では、当然このようになるので解説していきます。
具体的にどういう事かと言いますと。例えば「yossy.tech」へアクセスするとき裏側で「yossy.tech」というドメインを、IPに変換してアクセスをしています。
つまり住所はIPだけど、これをわかりやすいように名前に変換したのが、ドメインなのです!
こんなアドレスは嫌だ
例えば、Webページのアクセス先がもしこんなだったらどうですか?
解りずらいし、何よりも楽しそうな感じがまったくしませんよね。
でもこうしたらどうでしょう?
慣れの問題とかは置いておいて、アドレスが覚えやすくなり、言葉遊びでURLを作れそうな感じもしませんでしょうか?
このように数字で表現してたアクセス先(IPアドレス)を「解りやすい文字」に変換したものが・・
ドメインなんです!
でも、ここで1つ疑問が・・
では、ドメインとIPを紐づけた情報はどこからもらってるのでしょう?
実はインターネット上には、以下のように、紐づいたIPとドメイン名が登録されたサーバが多数存在していて、アクセスするときは、このサーバーに問い合わせをしているのです。
この問い合わせ先のサーバーは「ドメインネームシステム」と言いまして、これが「DNS」と呼ばれているものなんです。
PCや家庭用のWIFIルーターの設定項目などで見かけた事ありませんか?
そして、このように名前とIPを紐づけたり、変換する事を「名前解決」といいます。
DNSの動きを確認してみよう
ではURLでアクセスをしたときに、裏でどのような動作をしているか体験してみましょう。Windows環境の方はぜひお試しください💁♂️
① Windowsマーク+「R」>「ファイル名を指定して実行」にcmdと入力します
②黒いcmdの画面が開いたらnslookup yossy.tech と入れます。
yossy.techの部分は「google.co.jp」でも「yahoo.co.jp」でも何でもいいです。好きなサイトのドメイン名を入れて下さい。
※yossy.techはどこかで解約しようと思っているので、いつかレスポンスが返ってこなくなるかもしれません😆
③すると名前に紐づいたipがこんな感じで出てきます。
インターネット上でWebサイトにアクセスするとき、この様な問い合わせが裏で行われているんです。ここまで何となくご理解いただけましたでしょうか。
サブドメインのお話
ドメインには「サブドメイン」という仕組みもあります。
例えばこのアドレスだったら、×××の部分にオリジナルの名前を入れて、さらに別なURLアドレスを作る事ができるんです。
通常、取得したドメインの数だけ維持費がかかるのですが、サブドメインを使えば、1つのドメインを取得するだけで、異なるURLを持つ事ができるので、本社と拠点で別々のURLを分けたい場合などに、よく使われます。
クラウドサービスでサブドメインが使われる例
これ以外にも、クラウドサービスで、サブドメインの仕組みを応用して、こんな使い方をする場合があります。
一般的なクラウドサービスは、ユーザーがインターネット経由でサービスにアクセスします。そのため利用者ごとに異なるアクセス先(URL)を用意しなければいけません
こんなときは、このように、サブドメインを使ってURLを分ける事ができるんです!
最後に
今回はURLの中に含まれるドメインについてお話をしましたが、いかがでしたでしょうか。今回の話は初級ITの資格試験に出る事があるらしく、過去では、こんな問題が出たらしいです。
良かったらやってみてください💁♂️
演習問題1
"http://example.co.jp/index.html" で示されるURLのトップレベルドメイン(TLD)はどれか。
演習問題2
DNSの機能に関する記述のうち,適切なものはどれか。
もしお時間があれば、今回の記事の答え合わせとしてやってみてください。回答はこの記事の一番下に記載しておきます🙋♂️
以上、URLのドメインについてのお話でした。次回は「URLのディレクトリとファイル名」についての記事をアップ予定です🙋♂️
IT業界で学んだお役立ち情報は、こちらのマガジンにまとめていきます!
現在別ブログ(よっしーTECH)から、IT業界に関するお役立ち記事を、WordPressからエキスポートして、noteにインポート >リライトしながら、移行中ですので、今後ともよろしくお願いいたします!
回答は以下です。