メンタルトレーニング①〜人生脚本〜
今回はスポーツをやっている人(そうでない人にとっても)とても興味深い回になると思います。
現在僕が所属している徳洲会体操クラブでは定期的にメンタルトレーニングをプロの講師から学ばさせてもらっています。その中でも最近学んだ分野が面白いとともにハッとさせられたことがあったので、皆さんにシェアしたいなという思いと、自分の中で忘れないためにアウトプットして復習しようという気持ちから今回のnoteを書きました。
人生脚本
今回の主テーマは「人生脚本」です。講師の方はそう言っていました。
「シナリオ通りの人生を歩む」
うーん。まだ言いたいことがピンとこない。
シナリオ通りの人生を歩めるならほとんどの人が各々の目標を達成できるのではないか?
それが簡単に出来ないから悩んでいるのではないだろうか?
例えばスポーツ選手なら大会で優勝する。受験生なら大学に合格する。社会人なら年間〇〇万円貯金するなどがありますよね。
でもそれを達成できる人とできない人がいます。僕も達成できなかったことはたくさんあります。もちろん達成できたことも。
だからこそシナリオ通りの人生を歩むということに疑問を感じました。
自分は目標を達成できなかったシナリオなど書いていない。
シナリオ通りに行かないからこれほど悩み、試行錯誤して努力を積み重ねているのだと初めは多少の不快感も覚えました。
セルフイメージ
人生脚本を理解するためにはこのセルフイメージが大切ということを学びました。
セルフイメージとはその人が「自分を何者として扱っているか」ということ。
わかりやすいのが何かした時に出る言葉「どうせ」「やっぱり」です。
例えば
どうせできない。
どうせ売れない。
どうせ勝てない。
やっぱり失敗した。
やっぱり自分って才能ないから〜。
などなど。
上記のは否定的な言葉ですがその反対に肯定的なものもあります。
どうせうまくいく。
あれだけやったんだからやっぱり成功した。
など。
ここで言いたいのはこの「どうせ」「やっぱり」は過去の経験から形成された自分の価値観ということです。それにいいも悪いも正解はありません。ただ自分の価値観は自分でも知らない間に形成されている部分もあるのかなって思います。
僕のセルフイメージ
過去の僕の一例でいうとナショナル選手になりたいと思い、そのためのシナリオ(計画、目標得点やいつまでにという期限決め)を書いていました。本気で達成したいと思って日々取り組んでいる一方で、今まで成績も出ていなくて、自分の実力から考えると難しいのではないかと不安に思っている自分もいました。
試合とか練習でうまく行かないと「やっぱり難しのかな」って思っていた時もあります。
これは「頑張ったけど達成はできない選手」という風に自分を扱っているということだと感じました。
この時に昨年末アメリカで植松さんと過ごしていた時に言われたこと「ナショナル入るなんか簡単やろ!って自分で思えるかどうかで全然変わってくんで」というのを思い出しました。
セルフイメージが人生脚本に関係するというのは思いが強ければ目標達成できるというようなスピリチュアルな話ではないと講師の方が言っていました。
自分を目標を達成するのにふさわしい人として扱っているか。
・ナショナル選手ならどういう練習をするか
・オリンピックに出る選手は何を考え何を見ているか
・かつ選手はどういう風に日々自分を磨き、準備をするのか
そのように自分を扱えば「行動」が変わってっくるよねって話だった。
そのほかに思いつく例を挙げると
・ビジネスで成功したいと言っているのに週末は飲み歩いて、早起きもせず、学びもしない。そりゃやっぱりうまく行かないよねってセルフイメージを持っている。絶対にできると思っている人、やっぱり成功するって本気で思えている人はそれに裏打ちされた行動があるはず。
これは体操でもそうでなくても一緒なのかなって思います。
これからどうするか
じゃあこれからどうするかというと、なりたい自分はどういう風に自分を扱うかを考えて日々行動するしかないのかなって感じます。
今の自分は過去から形成されているけど、未来の自分は今の自分の行動次第で変わるります。だから過去がこうだから未来もこうというように
過去は未来に起因しません。
これは目的論と原因論に近い話になるのかなーってちょっと思ってました笑
この話僕も完璧に理解出来たわけではないですけど、なりたい自分はどういう風に生きているのかを想像するだけでも少し面白いなって感じました!
なりたい自分がよくわからないって人は理想の人とか尊敬する人でもいいと思います!
僕自身まだまだ上を目指して頑張ります。
なりたいのは頑張っても報われない選手ではなく、努力を結果に結びつけて自己実現できるような選手!
皆さんも一緒に頑張りましょう!