#133 読書感想文を書くのが難しい理由。
おはようございます。
8月もあと一週間となり、息子の夏休みも終わりが見えてきました。宿題に追われる小学生も多いと思うんじゃけど、その中でも頭を悩ませるんが読書感想文じゃと思いますわ。
幸か不幸かわからんけど、息子の宿題に読書感想文は無かったけど、もしあったらゾゾっとしとったなぁ(苦笑)
じゃけぇ、読書感想文を書くことについて何が難しいかを論理的に考えてみました。
敢えて”論理的に”と言うとるのには訳があって、書くことが難しい理由を論理的に理解することができればわかれば、対応策も考えることができると思うんよね。読書感想文の難しさは子供だけが感じるものじゃなくて、大人も感じるものじゃけぇなぁ。
わし自身もInstagramで書評を書いとるけぇその難しさは重々承知しとるし、もう少しハードル低くできんかなと思うとって。
じゃけぇ、読書感想文を書くのが難しい理由を考えてみます。
まずは情景描写を書くのが難しいことかな。
例えば日記を書く時って、風景などの状況を書くことができるし、映画やドラマの感想を伝える時も風景や主人公の表情など、目に見える状況描写を表現することで伝えることができます。視覚的に訴えてくるものがあるという状況はやっぱり大きいんですわ。
一方で本はというと基本的には文字のみよね。絵本とかは絵があるし、時には挿絵がある小説もあるけど読書感想文を書くために読む本は大概文字しかないんよ。この文字の表現を読み込んで、自分で咀嚼して、自分の言葉で情景描写を表現するっちゅうのはかなり難しいし。
ほんで引用が難しい。
映画やドラマの映像作品だったら、あのシーンが良かったというように感想を伝えることはできると思うんじゃけど、本の場合、あのページのあのシーンというような言い方になってしまうんかなと。これは視覚的に訴えてくるものが少ないということからの続きでもあるんじゃけどね。
映像じゃとイメージしやすいけぇ共通認識がズレることは少ないんじゃけど、本を読むという行為は能動的な行為で、よっぽど熱量を持って取り組まんと書いてある内容が頭に残らんことはようあるけぇなぁ(苦笑) そのまま描写を引用できればいいんじゃけど、それじゃと自分の言葉で表現したことにはならんけぇ、多少なりとも変化を付けんといけん。
加えて、言葉から入るので言葉で表現をするのが難しいということ。
ようは既に描写や心情を表現してある文章があるけぇ、それ以外の言葉で表現するっちゅうのは難しいんよ。これは引用が難しいということにも関連しとるんじゃけど、ようは自分で使いたい感想が既に作中ので書かれとるんじゃわ。ほんで、それ以外の表現を想像するのが難しい。
例えば、桃太郎で桃がドンブラコドンブラコと流れてきたっちゅう描写があるけど、もう「ドンブラコ」以外に桃が川上から流れてくる姿を表現できる言葉は思い浮かばんけぇなぁ。映画やドラマだったら効果音として意識的に音を出しとったら別じゃけど、普通に桃が流れる映像だけだったら伝えるための表現はどうにでもなるよね。
これら3つが読書感想文を書くのが難しい理由の大きなものじゃと思っています。
総じていうと相当な表現力がないと読書感想文を書くのは難しいということに行きつくんじゃと思うわ。これを解決させるためには、結局たくさん本を読んで色々な表現に触れ、それをたくさん文字にして表すしかないと思います。
そこまでのトレーニングを夏休み中にやるのは息子も親も負担じゃし、そういった意味でも読書感想文が宿題になくて良かったですわ(苦笑)
わっしょい(・∀・)ノ
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