【百年ニュース】1920(大正9)7月12日(月)衆議院で野党(憲政会,国民党)提出の普通選挙法案が否決される。同法案提出は普選を望む国民の期待と注目を集めたが、当日は野党の稚拙な演説(田渕豊吉ら)により滑稽劇となり、失望を呼んだ。普選運動は一旦下火となり無政府主義者による直接行動が活発化。
「憲政会ならびに国民党より提出したる選挙法改正案を即決にて否決したり。今日にては論定あるものなるに,反対党は再び提出して世間を騒がさんと企てたるものなるも,警戒のためのみならず案外に世間無事なり,それにしても例の櫛部荒熊など,万余の金を費やして無頼の者を使嗾せし趣なり。(原敬日記)」
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