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【百年ニュース】1920(大正9)8月16日(日)シベリア派遣軍がザバイカル州より撤退。中心都市チタに駐屯していた主力の第五師団(広島)は撤退を完了し、8月23日には宇品港到着予定。第五師団長鈴木壮六(55)は1930(昭和5)退役し新潟県三条市へ帰郷。邸宅跡は現在旅館三観荘。
シベリア出兵は、1918年に対ソビエト干渉戦争の東部戦線として始まりました。日,米,英,カナダ,伊,仏さらには中華民国も出兵し、現地のロシア白軍と連携して赤軍と戦いました。1920年4月に米国が撤兵。日本も撤兵方針でしたが尼港事件で遅延。1922年完全撤兵です。
シベリア鉄道沿線の付属地を占領しました。同地は広大なので距離にして実に3,229㎞。もともとは第一次大戦勝利のため英仏が思いついたアイディアですが二転三転。日本は7年間で3,000名以上の人命と7億円を消費しながら、ほぼ何も得るものがありませんでした。
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