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【Voicy】#私にとって 眠ること 今日を生きる。二度寝もOK。 (2021.9.4放送)

こんにちは、吉塚康一です。私は会社経営の傍ら近代史を研究し、「百年ニュース、毎日が100周年」という放送をお送りしています。本日はVoicyと寝具・家具ブランドKoalaさんとのコラボ企画ということで、「私にとって 眠ること」というテーマで放送を収録してみたいと思います。タイトルは「今日を生きる。二度寝もOK。 」です。よろしければ最後までお付き合いをお願いします。

睡眠は大事です。睡眠は人間の幸福や健康の基礎であり、また睡眠の質がその人の人生の質そのものに影響を与えている、ということが広く知られています。眠ることでパワーが回復し、エネルギーが満ちてきます。逆によく眠れていないと、元気が出ないばかりか、精神的に落ち込んだり、場合によってはメンタルが蝕まれたりします。毎日しっかりと眠りたいものです。

さて私のケースですが、よく眠るために気を付けていることが二つあります。一つは「今日を生きる」ということ。私の座右の銘でもあります「Carpe Diem」です。もう一つは「眠りを型にはめない」、具体的には「二度寝もOK」ということです。

さて一点目の「今日を生きる」ということです。これは先程も申し上げましたが、私の座右の銘「Carpe Diem, Memento Mori」を実践するということです。Carpe Diemはラテン語ですが、英語で言うとCatch The Day。今日を生きる。今日をつかみ取る。もっと言えば、今日だけを生きる。今日だけをつかみ取る。ということになります。あるのは今日だけ。今日しか存在しない。過去も未来もない。これは、そのように思えば良い、とか、そのように思い込めばうまくいく、というような類のものではなく、現実にそうなんです。それが真実なんです。

過去は、漢字で過ぎ去る、と書きますが、その通りで過ぎ去ってしまったので、目の前には存在していません。タイムマシンがあれば別ですが、現実の世界を生きる我々が直接関わり合うことが出来ない。歴史を研究する私は、タイムマシンがあればいいなー、過去を見てみたいな、あるいは過去に影響を及ぼせたらいいなーと夢想することがありますが、もちろんそれは不可能です。過去は過ぎ去りました。

未来はどうでしょう。漢字で書けば、未だ来ず、です。まだ起きていない。発生していない。やはり目の前には存在していません。中国の戦国時代、諸子百家のひとり列禦寇れつぎょこうの言葉を集めた『列子』、その天瑞てんずい編の有名な話です。春秋時代の中国に、杞という国があって、天が落ちてきて地が崩れるんじゃないかと、毎日心配で夜も眠れず、食事も喉を通らないという人がいたという言います。杞人、天を憂う、ですね。杞憂の語源です。心配しても仕方がないという話。もちろんVUCAの時代ですし、未来は未確定です。確定していることには準備をするかも知れない。しかし確定していないことはどうでしょう。未確定の事態に頭をハイジャックされて、今、身動き取れない、これでは本末転倒です。

結局のところ、当たり前ですが、実は目の前にあることしか実在しない。つまり今日、あるいは今、今日であり今しか、我々の世の中には存在していないんですね。過去も未来も、私たちの世界には存在していない。だから今日を生きよう。今日を生きればそれで充分。100点だ。実在するこの今日だけを生きよう。この姿勢のことを、紀元前1世紀、古代ローマの詩人ホラティスは、「Carpe Diem」と言いました。今この瞬間に集中せよ。今というとき、今日という時間を大切に使え。死を思えば、Memeto Moriですね、死を思えば、人生は短い。存在していない過去や、やはり存在していない未来、そんなことのために頭を煩わすな。今だ。今だけだ。今日を生きろ。今日を生ききれ。今日を掴め。これがCatch The Dayの考え方です。

そのような姿勢で生きていると、夜ベッドに入ったとき、過去や未来、つまり昨日のことや明日のことではなくて、今日のことを思い出します。ああ今日も一日終わったなと。無事に終わった。よかったと。棺桶ではなくてベッドに入っているわけですから、少なくとも生きているわけですね。命がある。今日が無事終わったよと。睡眠をとって明日という一日を迎えよう。目が覚めて、明日が今日になるまで、つまり明日が実在するまでは、明日のことは考えません。考えても仕方ありません。私はこのように考えています。

さてもう一点、睡眠に関して私が2点目に気を付けていることです。それは「眠りを型にはめない」、具体的には「二度寝もOK」ということです。私今年50歳になりまして、年のせいでしょうか、夜中に目が覚めることがあります。さきほどの話で言えば、明日が早く来ちゃった、というような感じです。3時とか4時とか、そういう時間帯です。一般的な睡眠の形を考えると、こんな時間に目が覚めちゃって、ちょっと心配だよな、となるわけです。しかし無理にまたベッドに入ってゴロゴロするのも辛いですし、家族と一緒に寝ていますので、あまりゴソゴソしても迷惑になっちゃう。

そんなときはサクッと起きてしまいます。そして好きなことをする。撮りためていたテレビの番組を見てみたり、夜中のジョギングに出てみたり。せっかくなので活動する。不思議なもので、ベッドでゴロゴロするよりも、思い切って動き出したあと、もし仮に睡眠時間が不足しているのであれば、やはりまた眠気がやって来ます。そんなときは二度寝です。二度寝は好ましくないという説もあるようですが、私は気にしません。それが私の眠りの形なんだと。「眠りを型にはめない」。俺流の眠りですね。それでいい。別に一般論に合わせなくていい。眠りにもまた個性がある。またもし眠気が来ないなら睡眠時間は一応足りているということでしょう。日中多少眠気が出るかも知れませんが、深刻な不足ではないので、苦も無く乗り切れるだろうと。心配しません。次の夜眠ればよいのだ。そのように考えています。

ということで、本日は「#私にとって 眠ること 今日を生きる。二度寝もOK。」というタイトルでお送りいたしました。私がよく眠るために気を付けていること2点。一つは「今日を生きる」ということ。「Carpe Diem」。もう一つは「眠りを型にはめない」、具体的には「二度寝もOK」ということでした。もし宜しければ是非フォローをお願い致します。以上「100年ニュース」「毎日が100周年」吉塚康一でした。ご機嫌よう。


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