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【GPTs】AIで肩こり解消?側面からの写真で姿勢を判定し、改善アドバイス
はじめに - ChatGPTの画像認識機能で姿勢を判定できるか?
GPTsの開発は「こんなことChatGPTでできるかな?」という発想からスタートします。
開発自体はうまくいったりいかなかったりします。
最近の失敗事例は、観相学GPTsと自動車のナンバー判定GPTsと特殊なパターンでの似顔絵生成GPTsでした。
いずれもOpenAIのコンプライアンスが厳しく、公開までには至らずお蔵入りです。
今回、友人から「整体院の人が、『猫背の人とかの姿勢を判定して文章で説明してくれるAIがあったらお客さんに渡せて便利なんだけど』と言っていたけど、できる?」と聞かれました。
いろいろと試行錯誤して作ってみたところ、なんとか公開に漕ぎ着けました。
ChatGPT Plusを契約されていれば使っていただけます。
側面の写真を1枚アップロードするだけです。
iPhoneで写真をアップロードできずに困った経験がある方は、こちらをご参照ください。
そうはいっても試してみる前に、「どんな結果が出るの?」と気になるところだと思いますので、GPTにかけて解析した結果を結果の事例を2例挙げます。
事例1
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こんにちは。アップロードされた写真を基に、姿勢分析を行い、改善のためのアドバイスを提供いたします。
姿勢の直線の確認
あなたの耳たぶ、肩峰、大転子、くるぶしが一直線に並んでいるかを確認しました。立位の姿勢で、これらのポイントが一直線上にきれいに整っているように見受けられます。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5点)
頭部の位置
頭部が前方へ突出していないか、骨盤が後傾していないかを観察しました。頭部は適切に位置しており、骨盤の後傾も見られません。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5点)
胸郭と肩甲骨の位置
胸郭が前方へ突出していないか、肩甲骨が外側へ開いていないかを観察しました。肩甲骨は適切な位置にあり、胸郭の前突出も見受けられません。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5点)
腰椎の弯曲
腰椎の前弯を観察しました。適切なカーブを維持しており、反り腰の兆候も見られません。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5点)
総合評価
全体的に見て、非常に優れた姿勢を保持されています。特に改善が必要とされる点は見受けられません。
フィードバックとアドバイス
優れた姿勢を維持されており、賞賛に値します。日々の活動でこの姿勢を保ち続けることができれば、健康維持に良い影響を与えるでしょう。ただし、長時間同じ姿勢を続けることは避け、定期的にストレッチや適度な運動を取り入れることをお勧めします。
今後もこの優れた姿勢を維持するためには、日常生活における体の使い方に注意し、特に長時間座っているときや重いものを持つときなどには、体のバランスを意識することが大切です。
姿勢の改善点を視覚化するための画像を生成することも可能ですが、今回は特に改善が必要な点が見受けられません。それでも画像がご希望であれば、どのようなイメージをお求めかお知らせください。
事例2
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写真をアップロードいただき、ありがとうございます。姿勢分析を開始いたしますので、少々お待ちください。
頭部の位置:
お客様の頭部はわずかに前方に突出しており、骨盤も前傾しているように見受けられます。このような姿勢は長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によく見られる傾向です。
⭐️⭐️⭐️(3点)
胸郭と肩甲骨の位置:
胸郭は適切に位置しており、肩甲骨も過度に外側に開いてはいません。ただし、全体的に肩が前方に丸まっている印象を受けます。
⭐️⭐️⭐️⭐️(4点)
腰椎の弯曲:
腰椎には適切な自然なカーブが保たれていますが、やや反り腰の傾向が見受けられます。これは腹部の筋力不足や日常生活の姿勢の癖によるものかもしれません。
⭐️⭐️⭐️(3点)
総合評価:
お客様の姿勢は、一般的なバランスの取れた状態ですが、頭部と肩の位置に少し改善の余地があります。特に、頭部が前に出ていることが長期的に首や肩の緊張につながる可能性があります。
改善アドバイス:
頭部の突出を改善するために、日常生活で意識的に「ダブルチン」の姿勢を取る練習をすることをお勧めします。これは、あごを引き、耳を肩の上に保つように意識することです。また、肩の丸まりを改善するためには、肩甲骨を下に引き寄せるエクササイズが効果的です。これにより胸郭を開き、姿勢を整えるのに役立ちます。
さらに、腹部の筋力を高めるエクササイズ、例えばプランクやアブドミナル・クランチを取り入れることで、腰椎の負担を軽減し、反り腰を改善することができます。
お客様の改善案を反映した画像を生成することが可能ですが、画像出力をご希望されますか?
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改善された姿勢を取った男性の画像を作成しました。上記の分析に基づき、頭部をわずかに後ろに引いて、耳を肩の上に位置させることで前方への頭部の突出を減らしています。肩は後ろに丸められ、下に引き寄せられており、胸郭が開いています。腹部の筋肉が働いており、脊柱を支え、過度な前弯を減らしています。背景は白く、画像はフォトリアルで高画質です。
このGPTsの用途にはどのようなものが考えられるか?
上記2つの事例いかがだったでしょうか?
良い姿勢は、良い評価、悪い姿勢は悪い評価と、それなりの画像認識と分析はできているのではないかと思います。
整体院やマッサージ店、治療院などでは、クライアントの姿勢の施術前と施術後の比較写真を撮って比べて違いをチェックしていただくなど、いろいろ実務的な活用方法はあると考えています。
今後クライアントと共にもっとブラッシュアップしていくつもりです。
GPTsに関するちょっとした所感
こういう人間をサポートするAIを短期間で簡単に作れるところがGPTsの素晴らしいところです。
GPTs登場前だったら、このレベルのシステムを作るために軽く数千万円の開発費と、1年間以上の期間はかかっていたでしょう。
AI開発プロジェクトは「学習データはどうやって集める?それって使っていいの?」から始まりますので。
そうやって人々が大変な労力とコストをかけて開発したものと同じもの、いやそれ以上のものがプログラマーではない個人でもあっという間に作れるようになりました。
今後もGPT-5、DALL-E4、Soraとさらに進化は加速していくことでしょう。
大げさではなく、本当に革命的なことが起こっていることを日々実感しています。
不満は1つだけです。
これ、GPTかGPTsかはっきりしてほしい。
自分が作っているものがGPTと言う単数形のものなのか、それともGPTsと言う複数形なのか、 どっちで書けば良いのか、呼べば良いのかいつも迷います。
ご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えていただきたいです。
以上、ちょっとした所感でした。
以下、このGPT自身に自己紹介してもらった文章です。
姿勢改善へのプランニング – 写真からのフィードバックと実践的アドバイス(by Postural Analysis Sensei)
使い方は簡単です。
写真をアップロード: 姿勢の写真をアップロードしてね。
アドバイスをチェック: 専門家のGPTが写真をチェックして、スコアとアドバイスをくれるよ。
イメージをゲット: 改善案を反映した姿勢のイメージをもらって、自分の目標にしよう!
姿勢分析の基本
姿勢分析では、以下の重要な点に注目します。
耳たぶから大転子への一直線: 座位または立位で、耳たぶから肩峰、大転子、くるぶしまで一直線に並んでいるかを確認します。
頭部の位置: 頭部が適切に位置しており、前方への突出がないか、骨盤の後傾を確認します。
胸郭と肩甲骨の位置: 胸郭が前方に突出していないか、肩甲骨が過度に外側に開いていないかを見ます。
腰椎の弯曲: 腰椎が適切なカーブを保っているか、反り腰になっていないかをチェックします。
クライアントケースの分析
最新のクライアントの場合、写真から以下のようなポイントが見受けられました。
頭部の突出: わずかに前方に突出しており、これを改善するために「ダブルチン」の姿勢を意識することを推奨します。
肩の位置: 肩が前方に丸まっており、肩甲骨を下に引き寄せるエクササイズでこれを改善できます。
腰椎のカーブ: やや反り腰の傾向があり、腹部の筋力強化エクササイズで支えを強化することができます。
実践的な改善策
提案された改善策を実践することで、姿勢を改善し、健康をサポートできます。具体的には、次のようなエクササイズを日常に取り入れることをお勧めします。
あごを引く: 日々の生活の中で、あごを引き、耳を肩の上に保つように心掛けます。
肩甲骨のリトラクション: 肩甲骨を下に引き寄せて胸を開くエクササイズを行います。
コアの強化: プランクやアブドミナル・クランチなどのエクササイズで腹部を鍛えます。
改善後のビジョン
クライアントは改善案を反映した姿勢のイメージを持つことが大切です。そのため、実際の姿勢改善後のビジュアルイメージを提供することができます。これは、クライアントが目指すべき正しい姿勢を具体的に示し、モチベーションの向上にもつながります。
まとめ
姿勢はただ直立すること以上の意味を持ちます。それは健康的なライフスタイルへの第一歩であり、私たちの全体的なウェルビーイングに貢献します。今日ご紹介した分析と改善策を通じて、より良い姿勢、より良いあなたを目指しましょう。
姿勢改善の旅は一歩ずつです。日々の意識と継続が大切です。このブログがあなたの姿勢改善の一助となれば幸いです。
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ネイル写真からネイルアートを評価・スコアリングし改善案画像を出力するGPTs
ちらかっている部屋の写真から捨てるもの、片付けるものを自動判別し、整理整頓の手順をアドバイスしてくれるGPTs
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