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草食男子はかく語りける

大量生産、大量消費、戦争、暴力、権力、資本、競争。

これまでとても長い間、いびつにゆがんだピラミッド型の社会形態が世界を席巻。

数字、計算、上下、貧富、左右、高低、優劣。

世界は常に二極化され、対極を余儀なくされ続けた。

それというのも、主に男性たちが社会の仕組みを作りシステマティックな社会を推してきたからです。

もともとはもっとバランスの取れた世界だったはず、でも男性たちはだんだんとその自然に身をゆだねた世界に嫌気がさしたのです。

だれだって自然災害や飢饉や疫病、戦争などで奥さんや子供を失ったとしたら、悪魔にだって魂を売るでしょう。

自然の驚異や暴力に対抗するためには、どうしても一度物質科学文明に舵を切る必要があったのです。

つまりは男性たちに悪気はなく、純粋に愛する者たちを守るためだったのです、それに時代の流れもありましたから。

だとしても、ロジカルに仕組みを理解するのが難しい女性には形容すらままならない窮屈な世界だったでしょう。

世界の豊かさの底は物凄い勢いで上がっていて、その一番の要因は女性が教育を受けられるようになったことで、文字や計算ができるようになり、母となり子供の養育環境が劇的に改善したからだといわれています。

国内においても同様で、メディアの情報などを見るにつけ、まだまだだと感化される方も多いとは思いますが、日本は古来より、奥様、かかあ天下、女太閤、御台所みだいどころ等々の言葉があるように、日本の女性は優しいだけでなく視野広く聡明です。

困った時ばかり女性に泣きつくなんてと怒られるでしょうが、男性はどうしても頭で考えてしまうため物事に執着しがち。しかし、ようやくその世界も変容を遂げようとしている。

魚座の時代から水瓶座の時代へ、土の時代から風の時代へ、新たな時代はすでにはじまっている。

支配所有の時代から、平等分配の時代へ。

物質時代から精神時代へ。

なに? またむつかしい話?

男たちはもう終わりなのだろうか?

私が書く記事の内容は、どちらかというと女性に読んでいただけているように思う。

自分なりに日常における哲学的な仕組みをなるべくわかりやすく言葉にしようとした結果、感受性豊かな方々に届いているのであれば、noteをはじめたきっかけを果たせているようで有意義に感じるのです。

ですから私の記事を男性が興味深く読むことはありません。それはすなわち、カンニングのようなものだからです。

男性はズルが嫌いなだけでなく、自分の目で見て指差し確認しないと気のすまない生き物です。真っ当に、真正面から、目に見える形で夢を実現するから周りに誇れる。

であればこそ、皆さんが旦那さんにこれ見てごらん、ここに答えを書いてくれているよ、なんて言おうものなら。

「誰この人、こんなものを読んじゃだめだよ」………などと言われること請け合い。ただ男たちはまだ知らないだけなんです、そしてそれらのすべてを人生を通して体験していくのです。

このような理由で私の書く内容のそのほとんどは、男性に不向きなのです。

私もそうでしたからわかるのです。精神の世界の話は目に見えない、だから男性には認めることがむつかしいのです。だってそれをしてしまうと、現に今目に見えている世界がひっくり返りそうで怖いから。

でも本当はそうではなかったのです、むしろ目に見えていない世界が99%を占めていたのです。

1%の人たちの存在意義は、99%の人たちの救済。であるならば、世界とのバイパスとして役に立とうとする。

99%の人たちは必然的に1%の人たちに憧れ、その背を追う。その結果、人類全体が進むべき道へと導かれる。

大事なのはむしろ目に見えていないことだったのです。目に見える世界をくまなく探検した先に目に見えない世界があって、現にいま男たちは戸惑っている最中なのです。

数千年に及ぶ『化学ゴッコ』の果てにようやく気付いたのです。『科学』が十分に進化したとき、『魔法』と同じ意味を持つことに………。

そう気づくのに数千年かかりました、だからこの辺りで男たちは少しだけお休みをすることにしたのです。

そんなにお時間は頂かないと思います。

この機会に、これまで女性からずっと言われてきた目に見えない世界、つまり心の世界を探検する時間に充てたいのです。それゆえしばしの間、周りに頼りない男性ばかりがあふれてもお許しください。

いつかきっと成長して戻ることをお約束いたしますから。

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