【#毎週ショートショートnote】誤字審査
福山雅治似のイケメン、世界的大企業勤務、資産家の御曹司・・・それでもフラれ続けていた。
でも仕方ない、難しいんだもの。
ある日、とある資産家令嬢との縁談が持ち上がった。
一体何人目だ?
しかし僕もそろそろ30歳。
いい加減に結婚して世継ぎを、ということだろう。
僕は縁談を受け入れた。
そしてお見合いの日。
相手は吉岡里帆似でとてもおしとやかそうな女性だった。
僕はこの女性に一目惚れした。
話が盛り上がり、あっという間に終わりの時間となった。
そのとき、スッと女性が一枚の紙を差し出した。
「あの、こちら書いていただけますか?」
そこには、ひらがなで
「ちみもうりょう」
とだけ書かれていた。
またこれか。
PC慣れしているせいで、漢字の詳細までは思い浮かばない。
でもこの女性とは結婚したい!
おぼろげながら漢字を書いて女性に渡した。
「結果は後日お知らせしますね」
後日、手紙で「誤字審査」の結果が送られてきた。
結果は、
「これからもよろしくお願いします💖」
(410文字)
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この記事は、たらはかにさん企画【毎週ショートショートnote】参加記事です。
今回のお題は、【誤字審査】でした。
お見合いの経験が無く、経験として一度はしてもよかったなと思いました。
ただ、お見合い相手は親が選んでくるイメージなので、親でも他人、他人から薦められるのってなかなかマッチングが難しいのではないでしょうか。
親の好みと自分の好みは違うだろうし、相手にもそれは当てはまるので、よほどハイスペックでないとお付き合いできないのではないかと(笑)。
結婚生活は長いので、絶対に「性格美人」がいいですね。
次回のお題にも挑戦します。
引き続きよろしくお願いします!