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【植物が出てくる本】『ザッケン!』上村 奈帆(原作)・プクプク(マンガ)

今回は、植物が出てくるマンガを紹介してみようと思います。Amazonの関連商品に出てきて、何気なくポチッとしてみました。
「雑草」をテーマにしたマンガということで、興味津々で読み進めました。

『ザッケン!』上村 奈帆(原作)・プクプク(マンガ)(2022年~:小学館)

高校に入学した杉野ゆかりは、夢中になれることが見つからず、自分は「青春不適合者」だと悩んでいました。
そんなとき、「ドクダミ」について熱く語る徳田みみに出会います。彼女は「雑草研究部」の部員だと話しますが、部活動リストに雑草研究部は載っておらず…?

『裏サンデー』で現在も連載中。3巻まで発行されています。
このマンガに登場する雑草研究部は、東京都立日比谷高校に実際にある部活動をモデルにしているとのことですが、本物の雑草研究部は大人気なのに対して、マンガの中の雑草研究部は、顧問の先生の定年退職で部員がいなくなり、廃部寸前。
雑草研究部に入りたくて入学したというみみは、何とか部を復活させようと、一人で活動を続けながら、新しい顧問を探したり、部員を勧誘したりと奮闘。ゆかりも何となく巻き込まれるうち、雑草の魅力に目覚めていきます。

2巻では、部員たちが牧野富太郎について語る場面もあります。

「朝な夕な 草木を友にすれば さびしいひまもない」

という富太郎の言葉が引用されています。

高校生活の中で悩みやモヤモヤを抱えていた登場人物たちは、雑草研究部との関わりの中で、小さな気づきを得て、前に進んでいきます。青春ですね…

部活動の内容として「草を食べる」というシーンがたくさん出てきて、ワクワクします。
3巻までに出てきた野草料理を一部ピックアップしてみると…

  • ドクダミのお茶・おひたし

  • カラスノエンドウごはん

  • 野イチゴ(そのまま)

  • ツユクサのおひたし

  • ヒルガオ(花?)のおひたし

  • スベリヒユのサラダ・なめろう

  • エノコログサのお茶・パウンドケーキ

  • 炒りスダジイ

…等々。おいしそうに食べる部員たちの姿を見ていると、おなかが空いてきます。
また、植物の名前の由来や性質などのマメ知識もちりばめられており、楽しみながら、植物に詳しくなれます。

雑草研究会、楽しそうだな~♪ 私も学生時代にこんな部活動があれば、入部したかったなぁ…。

3巻までを一気読みして、久しぶりに野草を食べてみようかな? と思いました。

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