見出し画像

アクティブで結果も出せた公民「政治経済」の受験対策(2019年実践記録)

(2025.2.24更新)ここでは、私が日本の公教育から一度離れる前に公立の高等学校で取り組んだ実践内容について、特に大学受験を控えた生徒が多くいる3年生に関する授業面での実践記録をしています。


生徒からのメッセージ

 私が公立高校で勤めた最後の年は、1年生の担任でありながら教科担当としての関わりはほとんどなく、自分のクラスの世界史のみでした。そして残りの7クラス14コマは、3年生の授業を担当するという異例の担当になっていたのです。これまでほとんど関わりのなかった3年生と苦しい受験勉強を終えることができ、卒業式の次の日には「担当した170名+個別で指導した生徒たちからの寄せ書き」を代表の生徒が持ってきてくれました。こんなに嬉しいことはありません。寄せ書きに加えて私がオランダに行くことを応援してくれるメッセージを付けてくれていました。これは2025年にこの記事を更新している今も忘れられない最高の思い出の1つです。

 その寄せ書きの中には、授業に関するコメントもたくさん書かれていました。その中で、私が取り組んできた授業がどんなものだったのかが分かるようなコメントをいくつか紹介させていただきたいと思います。これは今見返しても力が湧いてきます。

ここから先は

3,866字 / 3画像
公立高等学校での実践と経験を有料マガジンにまとめました。授業が成立しなくて悩んだり、働き方に疑問を持ちつつ自分ができることを考え取り組んできました。 ・工業高校で出会った専科の学びの重要性 ・アクティブラーニングで学ぶ受験対策の授業 ・高1世界史での探究授業 ・大学院生と現場教員の交流会 ・受験が終わった高3生との読書会 など学校現場で取り組んできたことを全て載せています。

公立高校の教諭として勤めた8年間(2012.4〜2020.3)の記録です。授業実践やクラス運営における生徒たちとの関わりについて、自分が実…

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?