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伽藍配置「エコーチェンバー 会長・邑崎郁彦の場合」一言感想文

この本はPTA会長の邑崎郁彦の一人語りによって物語が進んでいく。X(旧Twitter)を彷彿とさせる「ツイアプ」というSNSでPTAについて語る中で、「伽藍配置」というアカウントと関わるようになる。そして、物語は思わぬ展開に進んでいく。この物語は、「エコーチェンバー② RT妖怪・くわっつの運命」「エコーチェンバー③ 代議士・護国寺之助」と続き、この三作を合わせると何が起きたのかがわかるようになっている。ミステリー要素もありつつ、SNSを巡るユーザーの心理をリアルに描いており、読んでいるこちらもヒリヒリしてくる。PTA、SNSデモ、政治、そしてコロナ禍が絡み合い、至るべくして至る結末に進んでいく。発行されたのは2022年から2023年にかけて。現実世界でも、さまざまな要素が絡み合って、社会問題や事件につながっていることを思わせる。ちょっと心をざわつかせながらも、読後感はすっきりするのはなぜだろう。


この本は、文学フリマ東京38で入手した。


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