梨、うまし、うきは市
夏休みの思い出作り。
と言っても、去年に続いて何でもOKではない状況。熊本の実家に帰省するのは諦めて、密集を避け、できるだけ屋外で。
7月に海水浴に行って、今年2度目の海でもよかったけど、子どもたちに聞いたら「梨狩りに行きたい」との返事。去年、ぶどう狩りに行ったから、今年は別のフルーツがいいということでした。
梨は秋かな、と思って調べてみたら、ありました。7月後半から梨狩りができるところが。今の品種は「幸水」のようです。
ということで、昨日、行ってきました。お世話になったのは、うきは市の『春光園』さん。70年の歴史がある観光農園で、梨狩りとぶどう狩りが同時に楽しめる農園として人気だそうです。
まず迎えてくれてのは、ホームページで見た看板。高速を降りて、子どもたちが「後ろの車、ずっとついてくるよ」と言っていた車も、目的地はここ。僕らが着いた早い時間帯にはまだ少なかったお客さんは、帰る頃には駐車場がいっぱいになるほど訪れていました。
受付を済ませて、スタッフさんの案内で梨畑へ。
両側に木や草が茂る、細い道。緑の濃い草の香りは、湿気とぬくもりを伴ってむわっと体にまとわりついてきます。田舎育ちには、とっても懐かしい感触です。
子どもたちの体にどう刻まれるか分からないけど、味わってもらえる機会を少しでも作りたいと改めて思いました。
園についてすぐにあったのは、ぶどう畑。案内される道の途中で見かけたのは、柿畑。その先に、お目当ての梨畑がありました。
このピンクの袋に包まれているのが、今収穫できるもの。袋が「パンッ」と膨らんでいるのが食べごろの目安だと教わって、梨狩りスタート。
去年のぶどう狩りの時は夏課外で登校していた長男も、今回の梨狩りには参加。弟たちと、「パンッ」と膨らんだ袋を見つけ出し、カゴに入れていきます。「一番でっかい『パンッ』を探そうぜ」と、みんなで楽しそうにしていたのが嬉しかったです。
満足いくまで梨を狩ったあとは、名物の「生絞りぶどうジュース」も堪能。何個のぶどうが使われてるんでしょうか。注文してから絞ってくれたようで、ギュッと凝縮された「ザ!ぶどう!!」な味わいでした。おいしかったです。
そうそう。写真の三男の白いTシャツには、紫の模様が入りましたよ。。。
ソフトボール大の幸水。袋がはちきれそうなほどに熟した実は、ずしりと重みがありました。
ちなみに、すべての袋が破れてるのは、精算の時にひとつひとつ破いて確認されていたから。おそらく、ちゃんと熟しているかを見てくれたんだと思います。
シャクシャクと歯ごたえがよく、みずみずしくて、甘みがジュワーっと広がる幸水。「まさに幸せの水じゃあ」と叫びたくなります。とってもおいしかったです。
屋外で、極力家族以外の人との接触がなく、自然をたくさん感じながら楽しめるフルーツ狩り。
子どもたちは、「お店で買うのと、どっちが高いと?」と、どのくらいの価格になるのかも気になっていました。
「梨を買うだけだったら、スーパーとか八百屋さんの方が安いよ。でも、自分たちで収穫する体験ができるし、もぎたてを食べられるし、農家さんの安心できる果物だから、ぜんぶひっくるめたらちょうどいい金額だと思う。」と伝えると、嬉しそうにしていました。
うきは市には、今回お世話になった『春光園』さん以外にも、そして梨以外にも、たくさんのフルーツ園があります。道中、いくつも看板を見かけました。
次は何を狩りにいこうかな。