見出し画像

ヨガと自律神経 背骨編

少しずつ暖かくなって春になってきましたね。 

寒い冬の間のヨガは体が開きにくかったり変化が感じずらかったりしますが、春になると少しずつ体が開き始めて動かしやすくなるのを感じます。

春の陽気にお出かけしたくなったりもしますよね。
一方で、冬から春にかけての季節の変わり目は1年で寒暖差が一番大きく、身体は変化に対応しようと体温調節をする自律神経を大忙しにします。(交感神経の働きが優位な状態が続いきやすいです)

自律神経には心と体を活発にする交感神経と、心と体を休ませる副交感神経があります。体温調節、呼吸、免疫、ホルモン、内臓の働きなど体の機能を調整している神経です。

交感神経と副交感神経のバランスが崩れるとさまざな不調があらわれます。なので春の時期の不調は意外と多いのです。

ヨガのアーサナ(ポーズ)は背骨を強くしなやかに動かすようにできています。
背骨の中に脊柱管という空洞があり脊髄が通っています。その脊髄からは皮膚や筋肉、内臓につながる自律神経も出入りしてます。

不調は背骨と関係なさそうですが、内臓に問題があると背骨周りが硬くなりやすいです。背骨の椎骨一つ一つにスペースを作るように動かしていくことで背骨周りが柔らかくなります。

とくに胸椎を動かすことが大事です。腰椎や頸椎は動かしやすいので代償動作(※)をしてしまいがちです。胸椎を動かして後屈をする、捻るということを意識してみてください。

胸椎は胸郭についてます。胸郭の中には心臓、肺、肝臓が入っています。その下には横隔膜、その下に胃腸があります。胸椎を動かすことで自然と胸郭が動いてスペースができてきます。

胸郭に入っている内臓にもスペースができて働きが良くなります。
心臓は血液を全身に送るので血液循環に繋がりますし、肺は呼吸、肝臓は解毒作用に繋がります。さらにはその下の横隔膜、胃腸の働きにまで繋がります。

ヨガのアーサナで背骨を動かして自律神経を整えましょう!

自律神経は呼吸も大きく関係しています。
呼吸編もまた書きます。

※代償動作
本来の動作や運動を行うのに必要な機能以外の機能で補って動作や運動を行うこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?