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大学のソウルフード!㊸筑豊・久留米・佐賀県編

こんにちは。
今回は再び九州の大学ソウルフードに参りましょう。
前回は北九州市でした。

この流れで、筑豊地区と久留米近辺(筑後)の大学、さらには佐賀県の大学に参りたいと思います。
これで福岡県は、福岡市近辺以外は回ることになりますが、なんで先に佐賀?と思われるかもしれません。
というのも、現状佐賀県には大学が2校しかないことと、地理的には久留米と佐賀県の鳥栖市が非常に近いこともあり、この流れで語った方が早いと考えたためです。

では、参りましょう!!


九州工業大学(飯塚)・近畿大学(産業理工学部)

筑豊の中心地、飯塚市。
かつて石炭で栄えた町として、知名度が高いのはこちらでしょう。

10年前の朝ドラ「花子とアン」で知名度を一気に高めた人物ですね。この時朝ドラで主演された吉高由里子さんが、今は大河ドラマで主演されているわけですが、もう10年経ったのか…という気がします。

エネルギーの主力が石炭から石油に代わり、衰退の危機に瀕した飯塚を救ったのが大学だったのかもしれません。
近畿大学が1966年に進出し、20年後の1986年には九州工業大学が進出します。
ともに理工系学部だということもあり、いかにも炭鉱系エリアというイメージを持たれるかもしれませんが、近畿大学は同じく1966年に飯塚駅至近の地に女子短大を開校しており、その後共学化しています。近畿大学九州短期大学は通信教育課程を持っており、とりわけ保育士養成で高い評価を得ています。
また、バスターミナルが市街地の中心部にあり、天神までおよそ一時間でアクセスが可能。首都圏の人は交通網というと鉄道を中心に考えがちですが、実はバスのネットワーク力も大きいことも忘れてはなりません。

…すいません、本題に入るまでの前振りが長くなってしまいました💦
そんな2大学、というか飯塚のソウルフードに迫ってみましょう!!


飯塚名物 味覚焼

「食べログ」のサムネイルには「たこ焼き」と書いてあります。
見た目はその通り、なのですが、食べてみるとわかります。
そう、蛸が入っていない。
たこ焼きのたこ抜き!
昔何かの映画で見た、「ネギラーメンネギ抜き」みたいな感じです!

いやー、この感覚、とてもよくわかります。
子どもの頃、蛸が大っ嫌いだったのです。
でも、たこ焼きは好きだった。
正直、たこは無くてもいいと思っていたので、そういうニーズはあると思っていましたが、やはりありましたか!!(今は蛸大好きです笑)
小麦粉を軸に味を表現する、シンプルだけど奥の深いソウルフードだと思います!(我が家でもやってみるか…)

エクセルブランチ

50年近い歴史を持つ洋食の名店。
多くの方が「イタリアンスパゲッティ」を頼むと言われており、飯塚の人たちに愛されてきたお店です。
ナポリタンではなく、イタリアン。懐かしい味を求めて訪れてみるのはいかがでしょう?

続いて、久留米に参りましょう!!

久留米大学(旭町)

久留米市の中心部は、西鉄久留米駅とJR久留米駅の間にあります。
西鉄駅前の方が繁華街、JR久留米駅の方は久留米発祥の大企業、ブリヂストンの工場や藩校ルーツの名門校・明善高校や久留米大学医学部(旭町)があり、カラーが異なるのも面白い特徴です。
また、西鉄側は福岡・天神へのアクセスで優れている一方、JRは鳥栖駅や新幹線へのアクセスで優れており、佐賀や長崎に行く際は便利だったりします。城跡がJR側にあったということもありますが、こちらの方がより日本の近代化の流れを感じることができるのかもしれませんね。

というわけで、久留米大医学部のある旭町キャンパスのソウルフードと言えば?

沖食堂

どちらかというと明善高校のソウルフードなのかもしれませんが、久留米ラーメンの老舗で、創業70年近い歴史を誇るお店です。
久留米ラーメンは豚骨ラーメンのルーツだと言われています。『教養としてのラーメン』(青木健著、2022年)によると、昭和12年に屋台から始まった「南京千両」が発祥。昭和22年に「三九」店主の偶然の産物から白濁スープが生まれ、今の豚骨スープに繋がったということです。そのため、久留米ラーメンは特に濃厚なイメージが強いですが、「食堂系」と言われる、店名に「食堂」が付くお店は比較的あっさり系だと言われています。

ちなみにこの沖食堂、暖簾分けして千葉県木更津市にも出店したとのこと。

これは行かねば!!

ちなみに、私が個人的に思い出深いのは「大砲ラーメン」

西鉄久留米駅裏の住宅街の中に普通にあるのですが、駐車場があり、九州旅行の度にレンタカーを借りて訪れたのを覚えています(大体、その前後に柳川で川下りに行きました。定番ですが)。
また、九州出張の際には、天神の警固公園の近くにもお店があるため、そちらに行くことも多かったです。

久留米大学(御井)

では、続いて医学部以外が集まる御井(みい)キャンパスを見てみましょう。このキャンパスは久留米市の中心市街地から少し離れ、久大本線の久留米大学前駅が最寄りになります。全国的な知名度を誇る進学校でもある、附設高校もこの近くにあります。

和食のてらさき

やはりある、大学の近くにあるとありがたい定食屋さん!!
カツカレーに加え、チキン南蛮が定番とのこと。この辺は九州ならではなのかもしれませんね。

焼肉のアスカ

焼き肉というとどうしても学生さんにとってはなかなかハードルも高いような気もしますが、お手頃価格で食べられることもあり、人気を博しているお店です。

では、続いて佐賀に参りましょう。

私が初めて佐賀を訪れたのは、大学4年生の時。
佐賀に実家がある友人の家に泊めてもらい、佐賀インターナショナルバルーンフェスタを見に行きました。

友人の実家の近くには、昔地理で習った「クリーク」と呼ばれる水路が至る所に張り巡らされていて、本当に教科書通りだと思った記憶があります。当たり前ではあるのですが、書いてあることが本当にそうだった、ということが確認できるのって、結構嬉しかったりしませんか?(人によるとは思いつつ)

佐賀大学(本庄)

というわけで、佐賀大です。
こちらはもともと旧制佐賀高等学校が母体となった大学で、佐賀医科大学と合併して今に至っています。

キャンパスの北端と南端は道路に面していて、西側、東側はまさにクリークで仕切られているというのが、まさに佐賀ならではなのかもしれません。

では、見ていきましょう。

池田屋

和風出汁の老舗ちゃんぽん屋さんですが、カレーも旨いという珍しいお店。よく、蕎麦屋のカレーが旨いという話は聞きますが、やはり肝は和風出汁なのでしょうか。しかし、旧制高校時代からの味を受け継ぐって、相当な歴史ですね…。

キッチン モイ・モイ

大学の近くの洋食屋さんで、20年以上の歴史を持つお店。チキンステーキが人気ですが、量も多くてガッツリ食べることができるということもあり、常連になる学生さんも多いそうです。

ゆにおん

お好み焼き屋さんですが、京風か広島風か選べることに加え、ランチがお得ということなので、学生さんにとっても楽しみが多そうなお店です。

いかがでしたか?
特に佐賀や久留米近辺では、ラーメンに加えて鶏料理が多くなっているような気もします。この辺、九州ならではなのかもしれませんね。

九州の大学ソウルフード、さらに深掘りしていければと思います!!

次は長崎です!


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