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大学のソウルフード!⑳香川県編

こんばんは。
大学のソウルフード先発隊は本州の西端、山口まで来ましたので、踵を返していよいよ四国上陸です。

まずは香川県から参りましょう。


香川大学

幸町キャンパス

幸町キャンパスには、香川大学の本部が置かれています。
香川大学は旧制高松高商以来の伝統を誇る大学ですが、地図を見てみると面白いことがわかります。

香川大学教育学部(かつての師範学校)

戦後、高等商業学校と師範学校が統合されて香川大学になりました。
この2校はもともと隣接していたので合併もしやすかったようですが、師範学校の隣にあった工芸学校は、空襲で焼けた高松中学校の跡に移転し、空いた土地に香川大学は拡大、高松中学校は南東にある高松高女と合併して高松高校になっています。

戦前と戦後の高松(「今昔マップ」より)

そんな経緯で誕生した香川大学のソウルフードはどこでしょう?

うどん さか枝

やはりまずはうどん!
太くてコシがあってモチモチした麺が特徴の讃岐うどんファンの方は多いはず!
大学を出て東に行くとあります。
まさに香川を代表するお店といってよい人気店。いりこベースの出汁で、かけうどんも人気ですが、天ぷらのメニューも充実しています。
朝から開いているので、徹夜明けに食べに行く大学生も多いとか?

ちなみに、讃岐うどんのお店は、大きく「一般店」「製麺所」「セルフ」の三つに分類されます。オーダーや精算、配膳や片付けの仕方も違いますので、驚かないためにざっと把握しておくとよいかもしれませんね。

こちらの「さか枝」さんは、セルフのスタイルですね!

阿部食堂

大学の近くにある、オシャレ感がありつつもガッツリボリュームのあるランチを食べられるお店。
チキン南蛮、とんかつ、ハンバーグと、お昼に食べたいメニューが揃っています!

セルフうどんの店 ちくせい

行列ができていました

「竹清」と書いて「ちくせい」と読みます。セルフうどんといえば竹清、と思い浮かべる人も多いはず。大学からは少し離れているので、学生さんよりも会社勤めの方や観光客も多いようです。
先に天ぷらを注文し、次に玉数を指定するシステム。
お薦めということで、ちくわと半熟卵の天ぷらを追加しました!トッピングが終わった頃に天ぷらが揚がるのが素晴らしい。

この卵の写真はそそりますね~!!

ちくわを「Fish paste cake」と書いているセンスも素敵ですね!
半熟卵天食べると、外はサクサク、中はトロリ、二日酔い気味の体を癒してくれました。

天ぷらは別添え

そして、メインのうどん。モチっとしていてかつコシのある太麺、あっさりとした出汁がたまりません!
もちろん、時にはツルンとした柔らかい麺もいいのですが、食べ応えのある太麺はやっぱりいいなあ、と思います。

長年、大学のそばで安くて美味しいうどん屋さんとして親しまれていたのが、「吾里丸」、そしてその後継店の「吾里丸2」。
しかし、コロナ禍と、その後の原材料費や電気代・ガス代の高騰で、やむなく閉店してしまったということです。
安くて美味しいご飯を出してくれている飲食店さん、やはりどこも大変だということが伝わってきます。

その後、同じ場所にできたお店が、こちら。

うどんダイニング 猫家

大阪出身の猫ブリーダーの方が始められたとのことで、かすうどんもメニューにあるようです。
こうして新たな食文化が入ってくることで、ソウルフードが変わっていくことはあるのだと、北陸を見ていても思いました(富山のやさたまカレーや、金沢の第7ギョーザなど)。
新たな歴史の一ページを刻むことになるか、楽しみです!

林町キャンパス

かつて高松空港があった場所にできたキャンパスで、2018年に工学部が創造工学部へと改組しています。

手打ちうどん 三徳

遠方からはるばる訪れる人も多い名店。
「山かけ鉄火しょう油うどん」が大人気。
大学からも歩いていける距離ですが、11時開店でも並ぶそうなので、ちょっと覚悟がいるのかもしれません。

たも屋 林店

大学の目の前にあるお店。県内に4店舗あり、他県や海外にも進出しているセルフのチェーン店です。
定番のかけうどんだけでなく、カレーうどんも人気とのことです。

三木町農学部キャンパス

1955年に香川大学に合併された香川県立農科大学からの伝統を持つキャンパス。こちらのソウルフードといえば?

東東亭

出ました町中華!
圧倒的人気を誇るのが、天津飯。
小といえども一般的な感覚の大より大きいという、学生向けガッツリ系の王道を行っています。天津飯以外にも焼き飯も大人気。
学生さん以外にも訪れる人は多く、大学のソウルフードにとどまらず、三木町のソウルフードだという声も多いです。

もちろん、うどんも。
大学から駅の反対側まで歩くと、人気の2店が近くにあります。

多田製麺所

圧倒的な人気を誇る「製麺所」。席も少な目なので、混むことも多いようです。

セルフの店 みき

その名の通り、セルフのお店。席も多めなので、うどんを食べる時は状況に応じて行き分けてもいいかも?

三木町医学部キャンパス

香川大学のラストは、医学部キャンパス。もともと香川医科大学だったのが、旧香川大学と合併して香川大学医学部になりました。
こちらの近くにある美味しいお店は?

あづま

やはりうどん。
こちらも人気店らしく、行列が絶えないそうです。

何というか、香川を甘く見ていました。
うどん県の底力、半端ないですね!!

徳島文理大学、高松駅前へ!


香川の大学を巡っては、新たな動きがあります。

徳島文理大学、その名に反して香川県にもキャンパスがあります。
高松の東、さぬき市にあるのですが、そのキャンパスを高松駅前に全面移転するというのです。
しかも、地上18階、地下1階の高層キャンパス。全国でも屈指の高層ビル大学になります。
工事のフェンスには、「文理大学高松駅前キャンパス」と書いてあり、「徳島」を消して「高松」を前面に出すことで「徳島から攻めてきたぜ!」感を抱かれるリスクを減らしたいという意図を感じます。

ともあれ、これで大学地図が大きく変わることになり、高松の繁華街に学生が繰り出す機会も増えるかもしれませんね。

そんなわけで、高松の繁華街のお店も少しご紹介を。

高松の繁華街!

まず、訪れておきたいのが、こちら。

骨付鳥 一鶴 高松店

高松店は繁華街の入り口にあり、写真だと暗くなっていますが、周囲はもっと明るい印象です。香川大学からも(その気になれば)歩いていける距離なので、大学生の皆さんにとってもなじみ深いお店ではないでしょうか。

一般的に焼き鳥というと、串に刺して部位ごとに食べるものを想像するかと思いますが、こちらは、骨付きのもも肉をまるっと焼き上げます(ちなみに、本店は丸亀にあります)。

高松店。写真だとわかりにくいですが、オシャレな外観です。

歯ごたえのあるおやどり、柔らかいひなどり。どちらを選びますか?
ちなみに、お取り寄せもできます。

おやどりを注文。スパイスが効いていて、歯ごたえがあって美味しい!

晩御飯はここで鶏を食べ、最後のシメはやっぱりうどん!

手打ちうどん 鶴丸

夜遅くにやっているうどん屋さんです。
今まで紹介したお店の多くは、夕方までに閉めてしまうのですが、こちらは逆に、夜から営業を開始します。

瓦町と片原町の間にあります。暖簾の上の板は撤去されたようです(2017年撮影)

ここは何といってもカレー天うどんがお薦め!!

カレー天うどん

天ぷらが予想以上にしっかりしていて、ふやけることなく濃厚なカレーとの相性がよかったです。
天ぷらをうどんやそばのつゆに入れるとふやけてしまうのが残念に思ってしまうタイプなのですが、このカレーであればその心配もありません。

というわけで、いかがでしたか?
予想以上にうどんの紹介が多くなってしまいましたが、ここまで大学の近くにうどん屋さんが多いとは思いませんでした。
とは言いつつも、町中華や洋食屋さんはやはりありますので、むしろ食事の選択肢は多いというべきなのでしょう。

今回、香川大学周辺の食事処しか紹介できませんでしたが、以下の大学の情報もお待ちしています!!

高松大学
香川県立保健医療大学
四国学院大学

次は愛媛県に参ります!!


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